先発は上茶谷投手。今季はリリーフとして大活躍の上茶谷投手ですが、アウトコースの出し入れを中心にしたピッチングで4回無失点。先制は日ハムさんです。上茶谷投手の後に出てきた三嶋投手がスライダーを連投してハンソン選手にソロ本塁打を喫してしまいました。その後もエラーなどで無死満塁としてしまい、降板。しかし、無死満塁のピンチを森原投手が無失点で抑えます。
ベイスターズさんは6回裏に大和選手のタイムリーで同点に。7回裏には佐野選手の2点タイムリーで一気に逆転します。ところが、8回登板の伊勢投手が乱調で無死満塁からマルティネス選手に2点タイムリーを浴び、同点にされてしまいます。ですが、エスコバー投手が無死1,3塁を無失点に抑えます。
大変な試合となりました。試合を決めたのは日ハム万波選手でした。延長10回、ヤマヤス投手が投じた真ん中低めのツーシームを万波選手がレフトスタンドに一閃。これが決勝点となってしまいました。
■本日の試合はシーズン優勝を決める試合の前哨戦となったか?
緊迫感のある試合でした。交流戦優勝を決めなければならない試合で、ベイスターズさんの経験不足が露わになってしまったような気がします。課題がはっきりと出ましたね。
打線ではキャプテン佐野選手が同点打への引き金となる二塁打と逆転打を決め、ベテラン伊藤光選手は逆転打の引き金となるヒット。大和選手もきれいなセンター前同点打を打ちました。楠本選手や柴田選手の四球もよくつなぎました。しかし、牧選手が打ってほしいところでボール球を空振り三振となってしまったり、オースティン選手や佐野選手が甘い球を捉えられなかった場面もありました。力が入りすぎたんじゃないですかね。
バッテリー陣も山本選手が三嶋投手にスライダーを連投させて被弾されてしまったり、力の入りすぎた伊勢投手が四球を出してしまったり、ヤマヤス投手が落ちきらなかったツーシームを被弾されてしまいました。
日ハムさんの底力を見たというのもありますが、ベイスターズの何人かの選手が無駄な力を入れすぎて、パフォーマンスを出し切れなかったというのが敗因だったように感じます。
多分、交流戦優勝は楽天さんの試合次第となりますが、ほぼ間違いないでしょう。あとはシーズン優勝。問題は本日がシーズン優勝を決める試合の前哨戦となったかどうかだと思うんですよね。これから9月10月と本日のような緊迫した試合が何度か出てくると思うんです。その試合で、しっかりとそれぞれの選手が自分の力を出せるかどうか。力の入れ加減を調整できるか。本日の試合を糧にして、これからのリーグ戦に備えていってほしいなと思いました。
【2023年6月19日対日ハム戦】
日0000100201|4
横0000012000|3
横浜スタジアム(ホーム)
De4-3日本ハム
敗戦投手 山﨑 (0勝4敗16S)