やっと出た、ベイスターズさんが巻き起こす”渦”問題

 雨で1日置いてもう一つ巨人戦です。

 ■先発投手交代前後に一気に逆転

【2020年10月18日対巨人戦】

 本日の先発はDe上茶谷、巨人畠の右腕投手対決です。上茶谷投手は立ち上がりから悪くはないけど、厳しい球を巧打されたり、味方のまずい守備でランナーをためてしまったりと不運続きで失点を重ねます。3回で自責2の3失点。ランナーを貯めてから踏ん張り切れなかったですね。その後、前日登板予定の京山投手がリリーフで登板するもこれまた2失点。

 打線は苦手畠投手からなかなか打てず、5点ビハインドで試合は終盤を迎えます。ところが、7回裏にその畠投手が突如崩れます。ロペス選手2塁打から、ソト、柴田の両選手が連打。高梨投手にマウンドを譲ると、伊藤光選手もヒット。3点ビハインドで満塁となり、迎えた梶谷選手が鮮やかな逆転満塁本塁打を放ちました。

 8回裏も戸柱選手のタイムリー3ベースや梶谷選手の2ラン本塁打で一気に突き放して、嘘みたいなの逆転勝ちを収めました。

 ハマスタベイスターズさんに年に何回か登場する”渦”ですね。「マジで?」と思ってしまうような逆転勝ち。やっと出ました。こういう試合をシーズン序盤に作れれば、今頃首位争いができていたのになあ。今季は勝てる試合を落とすことが多かったもんなあ。

ベイスターズさんの”渦”の源は梶谷選手の満塁本塁打

 梶谷選手の満塁本塁打というと、2017年5月6日のヤクルト小川投手から8回裏放った同点満塁満塁弾と2019年9月19日の広島九里投手から6回裏に放った同点満塁弾が印象的です。どちらもハマスタで4点ビハインドから、試合中盤から後半に放った本塁打でした。

 本日は7回裏に5点ビハインドから連打で点数を重ねていき、一気に逆転する一打となる満塁本塁打です。今回もハマスタ。いずれも試合を一気にひっくり返すような本塁打ですね。

 なんだか”スピった”話になってしまいますけど、梶谷選手ってそういう星の元に生まれた選手なんじゃないかなあと思ってしまいます。

 優勝するときって、こういう”渦”が必要だと思うんですね。今季の巨人はこういった”渦”があまりありませんが、別の年を見ると、どの優勝チームも大体”渦”試合がある。

 今のベイスターズさんが優勝するには梶谷選手の”渦”の力が必要なのだと思います。来年もリードオフマンとしてだけではなく、チームをその背中で引っ張っていってほしいです。

  

巨102020001|6

横00000064 × |10

横浜スタジアム(ホーム)

De10-6巨人

勝利投手 エスコバー (1勝3敗0S)

本塁打 梶谷 18号(7回裏満塁) 、 梶谷 19号(8回裏2ラン)※Deのみ