山本祐大は1軍で走り抜けられるか問題

 仙台3連戦、1勝1敗で3戦目です。交流戦をつまずきなく乗り越えるためには、ここをなんとか勝ち越したいですね。

 先発は東投手。立ち上がりは悪くなかったものの、初回は内野安打から足を絡められて1失点を喫します。それでも東投手は大崩れすることなく、相手楽天打線を抑えていきます。

 打線は2回表に4連打で一挙3得点。そのうち、オースティン選手と桑原選手は相手先発・瀧中投手のカーブを狙い打ちました。初回はこのカーブを効果的に使われていたのですが、この球をしっかり打ちきったことで、瀧中投手の配球が単調になっていったような気がします。そのままの勢いで3回表にもう2点、4回表には4点をもぎとり、大差をつけます。

 東投手は序盤に大差をつけたことで楽に投げ進めていきます。楽天さんも作戦らしい作戦が立てられずに早打ちが増えていきましたね。東投手は特にアウトローのストレートがよく決まっていました。

 試合終盤は関根選手が2ラン本塁打を放ち、ラスト2回は石川達也投手がしめて、楽天3連戦を勝ち越しました。

 打線には先発全員安打と好材料。オースティン選手とソト選手が5番、6番に並ぶ重量打線型打順が功を奏した感じですかね。とはいえ、好投手相手ではこうは簡単に大量点を取れることはないと思います。機動力も使えて、連打も一発の魅力もあるような打線になっていったらいいなと個人的には思っています。当たり前か。

■歯並びも目もよくなった山本選手

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 本日の先発マスクは山本選手でした。東投手をうまくリードしていましたね。今季は開幕から2軍に落ちることなく、1軍でいい働きをしています。

 山本選手は強肩を買われて2017年ドラフト9位で入団。2020年まではほぼ2軍暮らしでしたが、2021年、22年と1軍2軍をいったりきたり。今年は守備面だけではなく打撃面も向上しており、東投手登板の際は全てマスクをかぶり、好投を引き出しています。

 2019年は歯並びが悪かった山本選手。いつの間にかよくなりましたね。2021年オフにはレーシック手術を受けています。

 ベイスターズ捕手陣としては戸柱・伊藤のベテラン陣と、若手ドラ1松尾選手に挟まれるような形で山本選手は位置しています。まず、山本選手は今年、なんとしてでも1軍で走り抜いていろんなことを吸収していってほしいですね。全試合1軍マスクを目指すためには、山本選手としても今年は大事なシーズン。まずは、ケガには気をつけながら過ごしてほしいですね。 

 

【2023年6月1楽天戦】

横032400200|11

10000002|3  

楽天モバイルパーク宮城(ビジター)

De11-3楽天

勝利投手 東 (5勝2敗0S)

本塁打 関根 3号(7回表2ラン)