平良拳太郎のゾーンの出し入れ問題

 交流戦に入る前の1週間。本日からは東京ドームで巨人戦です。

 本日の先発は平良投手。途中、打球が右肩に当たるアクシデントがありましたが、ひょうひょうと投げて7回無失点の好投を見せました。

 打線は初回に佐野選手の2ベースから、バント、内野ゴロで効率よく先制。3回表には、連打が決まって4得点のビッグイニングを作ります。さらに8回表には牧選手のソロ本塁打でダメ押しします。打線は好調が続いていてよいですね。

 9回裏には、先日褒めたばかりの坂本投手と上茶谷投手が打たれて3失点。なんとか逃げ切って勝ちきりますが、翌日以降のことを考えると嫌な失点となってしまいました。褒めるとこうなるんだから・・・。

■ストレートは速くないものの、頭脳的なピッチングで好投した平良投手

 本日の平良投手は、コースの出し入れ、高さ低さを間違えずに相手巨人打線を翻弄するようなピッチングでした。スライダー、カーブ、シンカーを効果的に使っていましたね。

 ただ、ストレートは140km前後くらい。前回登板もアベレージは140km前後でした。150km近いストレートも投げられるはずなのですが、あえて出力を抑えたのでしょうか。もしかしたら、肩の調子に不安が残っているのかなと思ったりして。いずれにせよ、本日は140km前後でも間違えなければ、好投できるという好例のようなピッチングだったと思います。

 いまのベイスターズ先発陣のなかでも、平良投手の存在は大きいですね。中10日くらいの間隔での登板が多いですが、無理はせずに、次回登板に向けてまた準備をしていってほしいなと思います。

【2023年5月23対巨人戦】

横104000010|6

000000003|3  

東京ドーム(ビジター)

De6-3巨人

勝利投手 平良 (3勝1敗0S)

本塁打  牧 9号(8回表ソロ)※Deのみ