右中間と左中間と関根大気問題

 本日、西巻選手の支配下が決まりましたね。2度の戦力外経験のある苦労人。2軍では好守巧打で活躍中です。もっと活躍して、1軍のショート争いに参戦していってほしいですね。

 本日の先発は平良投手。立ち上がりからコントロール良く投げ込んでいきますが、3回表には無死から中村選手にソロ被弾。5回表は2死1,3塁からサンタナ選手に3ランを被弾してしまいます。いずれも2ストライクからの被弾。中村選手は外のスライダー要求が中に入りました。サンタナ選手はインハイストレート要求が中に入ってしまいました。どちらもボールになってもいいくらいの空振りを誘うような配球だったので、もったいなかったですね。今季の平良投手はポンポンと簡単にアウトを取っていくような好投を重ねていたので、逆にいい薬になったのではないかと思います。

 中盤に4点ビハインドとなってしまいますが、6回表に無死から伊藤光選手が左中間に2ベース。その後連打が決まり、1死1,3塁から牧選手が3ランを放ち、逆転します。ただ、ヤクルトさんもしつこくおいすがり、同点のまま試合は延長へ。

 10回裏、1死から大田選手が内野安打で出て、2死になるも桑原選手も内野安打。続く関根選手がライトオーバーでサヨナラ勝ちです。”やきう”ってのは、持っている選手に打順が回ってくるものですね。毎試合のように得点にからむ仕事をしている関根選手。今回はサヨナラという大仕事を果たしてくれました。

■関根選手の2019年の嘉手納キャンプ

 今季の関根選手は、打率リーグ上位に食い込むほどの大活躍ですね。ストレートを押っ付けてレフト前に運び、変化球を引っ張って1,2塁間を抜ける当たりを放つ。かと思えば、右中間左中間を抜ける強い当たりも打てるのが関根選手です。

 

 上の写真は2019年の嘉手納キャンプで関根選手が居残りでバッティング練習をしていたときの様子です。左中間と右中間に地元の高校生を並ばせて、そこに狙って打つ練習をしていました。

 2軍暮らしが長く、ケガも多かった関根選手。外野に大きな当たりを放っても解説者に「どういう打者になりたいかということでしょうね」とぼやかれていた関根選手。今、こうやって、状況に応じたバッティングができているのだから、今が正解なのだと思うんですよ。

 機動力に長けた活躍ぶりが目立つ関根選手ですが、しつこく、渋く、鋭い当たりを放つバッティング面にもぜひ注目してもらいたいと思います。

【2023年4月27対ヤクルト戦】

ヤ0010301100|6

横0000051001×|7  

横浜スタジアム(ホーム)

De7×-6ヤクルト

勝利投手 三嶋 (2勝0敗0S)

本塁打 牧 3号(6回裏3ラン) ※Deのみ