ベイスターズさんの打順問題2023

 ヤクルト戦初戦をとり2戦目です。できればカード勝ち越しを狙いたいですね。

 先発は石田投手。毎回のようにランナーを出すも、毎回なんとかしのいで6回1失点です。以前より低めの変化球を見極められたり、押っ付けられてヒットにされることが増えたような気がします。ただ、ランナーを出しても落ち着いてますね。表情に出ない。ここ数回の登板で自信がついているのでしょうか。

 打線は相手先発の高梨投手をなかなか打ち崩せません。試合は3回に先制を許すもすぐに取り返しますが、その後膠着状態。1-1のまま7回まで進みます。

 7回裏、先頭の牧選手がヒットで出るも桑原選手がバント失敗。それでも関根選手がつなぎ1死1,2塁。ここでヤクルトさんは木澤投手にスイッチします。次の戸柱選手は2ストライクまで追い込まれるも、低めの変化球をすくいあげて一閃。ライトスタンドにたたき込んで一気に3点リードを奪います。

 その後、牧選手の犠飛で1点追加。抑えのヤマヤス投手が1点許すも逃げ切って3連勝です。ヤクルト戦もカード勝ち越し。例年になく、春先からチーム状態がいいですね。いつどうなるかわからないので、勝てるうちに勝っておきましょう。

■凸凹打線でどこからも点が取れる形に

 今季のベイスターズさんは上位打線だけではなく下位打線からも得点を上げる場面が多く見られますね。本日も、4番の牧選手が先頭で出て、7番の戸柱選手が本塁打で決勝点。どの回の攻撃もワクワク感がありますね。

 上記リンク先は4月23日現在のスタメン打順別打撃成績です。ベイスターズさんは1番(佐野選手)、3番(宮﨑選手)、6番(関根選手)、8番(捕手、京田選手)の出塁率が3割を超えています。1人か2人おきくらいで好調の打者を置いているんですよね。いわゆる凸凹打線。先頭打者が出塁した場合、1人先、2人先の選手に期待できる選手が待っているという状態です。

 今まで言われていたスタンダードな打順は1,2番が足が速くて出塁率が高い選手。3~5番に長打力のある選手。最近では2番打者も主力打者を置くチームも増えていますね。

 1番から早い打順に座った選手の方が打席数が多くなるので、上位打線に好打者を置くというのは順当だと思うのですが、得点効率を考えると、好打者をバラけさせるのは1つ考え方としてアリなのかなと思います。

 ベイスターズさんの今の打順は、異論反論あると思いますが、実際に勝てていますし、得点数はリーグ2位。何も問題ないんじゃないですかね。

 今後、選手の好不調があったりケガがあったりと、今ほどいい状態で試合展開を運べるとも限りません。佐野選手は1番固定なのか。桑原選手も5番から変えないのか。どうなっていくんでしょうね。

【2023年4月26対ヤクルト戦】

ヤ001000001|2

横00100031× |5  

横浜スタジアム(ホーム)

De5-2ヤクルト

勝利投手 三嶋(1勝0敗0S)

本塁打 戸柱 2号(7回裏3ラン)