ベイスターズ打線の復活の兆し問題

 ベイスターズさん3連勝中です。開幕3タテ分を戻しつつあります。ペナント序盤にコケてしまうと後々に響くので、この連勝は大きいですね。一気に借金を返してほしいです。

 先発は石田投手。立ち上がりはやや不安でしたが、1回裏の味方の大量得点により、一気に立ち直りました。ストレートは140km前後ですが、低めの変化球で空振りを取るピッチング。でも、テレビで見てる分には開幕の阪神戦とあまり大きな違いはないように見えたんですよね。阪神さんは低めの変化球を振ってくれなかったことで首を絞めてしまいましたが、本日はぶんぶん振ってくれました。あと、本日はカーブでカウントが取れたのが大きかったかもしれません。

 打線は相手先発の福谷投手から初回にビッグイニングを作り、一挙6得点。先頭の佐野選手がシフトの間を突く内野安打で出塁すると、林選手がセーフティー気味の送りバントでランナーが2塁に進むと宮﨑選手、牧選手、桑原選手、ソト選手、戸柱選手と連打が決まりました。

 この6点で試合の主導権をがっちりと離さず、終わってみれば8-0の一方的な試合で勝利です。

■右方向のバッティングで連打

 本日の試合でピックアップしたいポイントは好調・宮﨑選手に続き、あまり調子が上がっていなかった右打者の牧選手、桑原選手、ソト選手にタイムリーが出たことですかね。いずれも押っ付けた右方向へのバッティングです。

 それまでは佐野選手、宮﨑選手の好調でなんとか打点を稼ぎ、投手陣が踏ん張って勝ちましたが、上記の3選手あたりに当たりが出てくるとかなり楽になってきますね。

 桑原選手はストレートとライト方向に持って行ったので、振りまけていない。トンネル抜けた感じがありますね。ただ、牧選手とソト選手はまだまだ微妙かな。2人はストレート系の振り遅れが多いように見えますね。特にソト選手。

 2人はベンチを温めることも多かったWBC組なので調整に時間がかかるのかなと思ってみたりもするんですが、じゃあ、いつ調子が上がるのかと聞かれると未知な部分が多いんですよね。牧選手はルーキーイヤーから大きなスランプを経験していないし、ソト選手に関しては、コロナ期以降好不調の波が激しいですね。2人がストレートをしっかり打ち返すようになれば、間違いなくベイスターズ打線全体の得点力が一気に上がっていくと思うのですけど。

【2023年4月9日対中日戦】

中000000000|0

横60000101× |8  

横浜スタジアム(ホーム)

De8-0中日

勝利投手 石田 (1勝1敗0S)

本塁打 戸柱 1号(1回裏2ラン) 佐野 1号(8回裏ソロ)
※Deのみ