ベイスターズさんの若手・新戦力診断問題

 オープン戦も中盤に入ってきましたが、なかなか勝てませんね。

 特に、若手や新戦力があまりアピールできていないのが敗因なのではないかと思います。そこで、現状での若手・新戦力診断を独断と偏見を持って綴ってみようと思います。

■新外国人

 ウェンデルケン投手はそこそこ投げられそうな気がします。2月26日のオープン戦では三者連続三振に斬って取るなど、日本のボールにも調整できているようです。ただ、現在は腰痛で離脱してしまっているので、いつ頃戻れるのかは心配ですね。

 アンバギー選手はオープン戦では成績があまり芳しくない様子。今のところ「おっ」と思わせるような打球も見られていません。ちょっと今のままでは厳しいのかな。

 あとはバウアー投手ですね。中3日で投げられるみたいな情報も入ってきていますが、期待半分、不安半分くらいの気分で来日を待ちましょうか。実際に来日して登板するまでは、どうなるかはわかりませんからね。

■移籍組 

 移籍組では笠原投手がいいですね。ストレートはあまり速いほうではないですが、さまざまな変化球を駆使しながら打ち取っていくようなピッチング。オープン戦でもまずまずの成績を残しており、ローテ入りもほぼ確実ではないでしょうか。

 京田選手は課題がバッティング。中日時代の不調の沼からまだ脱出できてないみたいですね。ベイスターズでは本職でのショートだけではなく、サードやファーストなどでも起用。今のところはレギュラーというよりユーティリティーでの起用が主になりそうです。バッティングでもアピールして、レギュラー争いに食い込んでほしいですけどね。

■ドラフト組 

 林選手がいいですね。オープン戦中盤になっても、しっかり攻守走でアピールをし続けています。バッティング面ではアウトコースの変化球でもしっかりと強くスイングしてコンタクトしているところがいいですね。名前を出すのはやめときますが、ベンチ組の同じ左打者では、外の変化球についていけなくて空振りをしてしまう選手が多いんですよね。ショートのレギュラー争いとしても森選手といい具合に争えていますね。

 あとは捕手組のドラ1の松尾選手と育成の上甲選手。総合的にはまだ1軍レベルとは言い切れませんが、いずれ出てきそうな選手だと思います。

■若手組

 捕手では山本選手がバッティングでもアピールを続けています。松尾選手の入団でケツに火がついたのでしょうか。嶺井選手のFA流出もあったので、今季は山本選手にとってもチャンスです。

 あとは厳しいなあ。野手でいうと、小深田選手なんかはパワーヒッターの雰囲気が出てきましたけど、打球は思いのほか伸びない。勝又選手は1軍レベルの投手相手になると、コンタクトしきれてないように見えますね。まだ、どこかでチャンスはあると思うので、それまでしっかりと鍛えてほしいですね。

 投手陣も厳しいですね。京山投手や阪口投手、宮城投手あたりは一つ一つのボールはよくても、四球で自滅してしまうようなシーンが多いですね。期待の小園投手は、雰囲気ありますけど、全体的にまだ力不足が否めない様子。開幕1軍には三浦投手がギリギリ入れそうっていう感じでしょうか。

 

 オープン戦でアピールしてほしい選手が軒並み脱落していますが、昨季に実績を残した選手たちはそれなりに打てているし、抑えてもいる。オープン戦最下位ではありますが、それほど悲観することもないのかなと思っています。ただ、中日さんなんかも若手が台頭してきていますし、昨季のような戦いができるかというとまだわかりません。ベイスターズさん的には、やっぱり若手がそれほどアピールしきれていないのが、寂しいなあと思っています。