ベイスターズのポジション争い問題2022【左翼手編】

 開幕が差し迫って参りました。テンションがあがってきますね。

 一昨日前に神奈川新聞でショートレギュラー争いについて取り上げていましたが、今季野手陣のトピックスとしては、ポジション争いは注目事項の一つなんですよね。せっかくなので、私見ではございますが、各選手の現在地を確認していこうと思います。

 今回は左翼手編。佐野選手の負傷で空いたポジションです。

 

【0 大田泰示

 オフに日本ハムから移籍。思いっきりのよいスイングに走攻守3拍子そろった選手です。実績は申し分ありませんが、オープン戦ではあまり結果が出ていません。ストレートには対応できるものの変化球に引っかかってしまうことが多いようですね。開幕1軍には残りそうですが、どうなんでしょうね。

 

【8 神里和毅】

 練習試合からオープン戦序盤はバッティング面で好調でしたが、ここ数日、打席で上体が前に出されてしまう場面が増えてしまったように見えます。バッティングさえよければレギュラー確実なんですけどね。守れて足も使える。状態さえよければ1番手にあがってくる選手なんですが。

 

【37 楠本泰史】

 バットコントロールは天下一品。昨年は代打の切り札として活躍し、3割打者が並ぶベイスターズ外野手の4番手のポジションを確保しました。オープン戦では目立ちはしませんが、着実にヒットを重ねています。私は楠本選手が本命だと思うんですけどね。いかがでしょうか。

 

【52 細川成也】

 パンチ力は外国人選手にも負けないほどのパワーがあります。肩も強いです。足もそこそこ速いです。ただし率を残せない。

 昨年末には外国人選手たちとアメリカで自主トレをこなし、手首を返さないバッティングに挑戦。打席では始動に入るまでの無駄な動きを極力減らし、1軍のストレートに打ち負けないバッティングをオープン戦では披露しています。あとは変化球ですね。変化球に対応できればレギュラー間違いなしだと思います。対抗馬。

 

【58 梶原昂希

 今年ドラフト6位のルーキーですが、まだ1軍に残っています。オープン戦では「ハマのギータ」という異名を覆すような巧打とレフトエラーで三塁まで陥れる俊足が印象に残りました。インコースの変化球をセンター前に打ち返すほどリスクが柔らかい。ところが、オープン戦も後半にさしかかり、各チームの投手陣が状態をあげてくると結果が出なくなってしまいましたね。

 個人的には同じ名字なので応援したいところですが、1軍クラスのボールにまだ対応できそうにないような気がします。でも2年後3年後にはすごいバッターになりそうな予感。

 

【61 蝦名達夫

 オープン戦後半になってから1軍昇格。それなりに打てる守れる走れる選手です。短い間にどれだけアピールできるかがポイントですが、まだ厳しいかな。

 

【63 関根大気】

 こちらもオープン戦後半から1軍昇格。とりあえずヒットは打てたので、首の皮一枚残っているかな。昨季序盤はレギュラー取りのチャンスでしたがつかめず。今季はラストチャンスかもしれません。若手と言われていた関根選手も26歳。俊足でシュアなバッティングが生かせればまだ可能性は残されているように感じます。大穴。

 

 佐野選手は13日に2軍教育リーグで実戦復帰するそうですね。でも開幕1軍スタメンは間に合わなさそう。もし、この中の誰かがブレイクしたらレギュラーを奪い取ってしまう可能性もゼロではない。オープン戦終盤もこの外野手争いに注目したいですね。