東克樹のビッタビタ制球力問題

  ベイスターズさん、ドラフトでは最下位での指名ができましたが、最終順位は最下位を逃れたいですね。欲。煩悩。さて、広島に乗り込んでカープ戦です。

 本日の先発は東投手。立ち上がりからコース、低め、ビッタビタのコントロールでアウトを積み重ねていきます。3回までは無安打無失点でしたが、4回表、小園選手、西川選手に上手くバットに当てられて1死1,2塁。鈴木選手をフルカウントまで追い込むとラスト1球が失投となりタイムリーを打たれてしまいます。あとは7回まで無失点の好投でした。タイムリーを打たれた後も落ち着いたピッチング。東投手復活の狼煙を見たような気がします。

 打線は相手先発の九里投手をまるで打てず。7回無得点。コントロール抜群でうまくボールを動かされた印象です。

 8回表に唯一、リリーフとして登場した島内投手から2死1、3塁のチャンスを作りましたが、楠本選手が見逃し三振。打席では変化球にタイミングがあわない様子を見せながらフルカウントまでもっていくもインズバストレートを最後に持ってこられてしまいました。多分2ストライクまでストレートで待って、追い込まれたら変化球を狙おうとしてたんじゃないかと推測されます。楠本選手も勉強ですね。私も最後は変化球だと思ってましたが、考えが甘かったです。

 このチャンスをものにできなかったことで”流れ”が相手に傾きましたね。8回裏のマウンドにはエスコバー投手。小園選手が三遊間のボテボテ内野安打に出ると、バントで2塁に進められます。続く鈴木選手に本塁打を打たれてしまいました。これが勝負を決しましたね。最終回は栗林投手を打ち崩せずに敗退です。好投の東投手に負けを付けたくなかったなあ。

■東投手のベテランのような投球術 

 本日の東投手はストレートこそ145㎞前後だったものの、コントロールがすさまじくよかったですね。チェンジアップのイメージがありましたが、カットボールとカーブ、スライダーを中心に配球をしていた印象です。

 緩いカーブを上手く散りばめたのでストレートが速くみえたのでしょうか。相手打者がストレートに差し込まれるような場面も散見されました。うまくタイミングを外したベテランのようなピッチングでしたね。ランナーを出しても落ち着いた投球。鈴木選手のタイムリーだけが失投でした。惜しい。

 こういうピッチングを常時こなしていけば、来季のローテ入りも確実ではないかと思います。今永・ロメロ・大貫の3投手に加えて東投手。来季の先発陣がそろってきましたね。あとは京山投手、宮國投手、坂本投手、濱口投手、石田投手あたりが安定したピッチングを見せてくれればチームも安定してくるはず。楽しみが増えましたね。

 

【2021年10月12対広島戦】

横000000000|0

広00010002× |3  

マツダスタジアム(ビジター)

De0-3広島

敗戦投手 東 (0勝2敗0S)