”流れ”を持ってくる大田泰示問題

 首位攻防ヤクルト戦で手痛い3連敗。惜敗、大敗、一球に泣いた試合、いずれの試合も見ていて悔しいものでした。見ているこっちが悔しかったので、選手はもっと悔しかったでしょうね。ちゃんと寝られたでしょうか。切り替えて、本日からはハマスタで中日戦です。

 先発は今永投手。立ち上がりからストレートが走っており、安定したピッチングでした。8回4被安打無失点です。

 打線は2回裏に1死満塁のチャンスを潰してしまうなど、序盤は重苦しい展開でした。が、3回裏に宮崎選手がなんとかセンター前タイムリーで先制。併殺になりそうな当たりでしたが、雨で人工芝の球足が速かったのが功を奏しました。

 4回裏には大田選手のタイムリー、5回裏には牧選手のソロ本塁打、8回裏には代打・オースティン選手のソロ本塁打と大田選手のタイムリーで計6得点。最後は9回は入江投手が三者凡退で締めて快勝となりました。

 連敗は4でストップ。悔しい3タテからよく立て直しました。また一つ一つの積み上げですね。それにしてもオースティン選手はコロナ明けで2軍調整なしで本塁打ってスゴイですね。ヤッタ。また、代打の切り札として活躍してくれそうです。首位との7ゲーム差は変わりませんが、まだまだこれからですよ。

■大田選手の元気がもたらすもの

 本日、ベイスターズさんを助けたのはあの3連敗で登板のなかった今永投手。あと、28日の試合で同点の犠飛、再度同点のチャンスを作った大田泰示選手でした。

 大田選手は本日の試合で5打数5安打2打点1得点の大活躍。チームがチャンスになってもモノにできない場面があっても、鼓舞をするかのようにさらなるチャンスをつくり、ランナーを返していきました。

 大田選手は8月11日にコロナ陽性で抹消。28日に復帰しました。オースティン選手もそうですが、大きな戦力が帰ってくれたことで、また、首位ヤクルトを追いかける空気感がまた少しずつ熟成されていきそうな雰囲気を感じます。

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 現在32歳の大田選手。中堅からベテランに足がかかりはじめています。移籍一年目の大田選手がこうやって元気に活躍してくれることで、チーム全体に新しい風が吹いているように感じます。連敗の重苦しい雰囲気でも大田選手が”流れ”を持ってきてくれそうな気がします。何かを”持ってる”んでしょうね。ノーテンダーという地獄から舞い戻ってきた”やきう”ができる楽しさとか元気さとかなのかなあ。なんか、どんなに大差をつけられても、大田選手ならなんとかしてくれそうな気にさせてくれます。本当にいい選手を獲得しましたね。

 まだまだ、ベイスターズさんは首位を狙える位置にいます。大田選手に負けじと、ほかの選手たちも頑張ってほしいなあと思います。

 

【2022年8月30対中日戦】

中000000000|0

横00211002× |6  

横浜スタジアム(ホーム)

De6-0中日

勝利投手 今永 (9勝3敗0S)

本塁打 牧 23号(5回裏ソロ) オースティン 1号(8回裏ソロ)

首位と7ゲーム差