ベイスターズさん、徐々に少ないヒットでも得点を挙げる”やきう”が浸透しつつある問題

 前日は大敗を喫したベイスターズさん。ソフトバンク戦1勝1敗です。勝ち越したいですね。

 先発はコロナからの復帰1戦目となる濵口投手。立ち上がりは変化球をうまく打たれてソロ被弾を浴びましたが、なんとかしのいでいきます。

 打線は4回裏に牧選手のソロ本塁打と関根選手の犠飛で逆転。5回裏には佐野選手のソロ本塁打、6回裏は関根選手の二塁打以外のヒットなしで2得点。試合は4点リードを保ったまま、平田ータナケンーエスコバーー伊勢ーヤマヤスの5投手必勝リレーで逃げ切りました。

 中盤に濵口投手が踏ん張ったのが大きいですね。濵口投手はコントロールが粗い上、本日は特に厳しい球をボールにされたことが多かった。それでも腕をしっかり振って、打者に向かっていったその姿勢がよかったです。マウンドでも慌てる素振りを見せませんでした。もうちょっとストレートの割合を増やしてもいいんじゃないかと思いましたが、厳しい環境のなか、よく粘って投げ込んでいったのではないでしょうか。

負の遺産

news.yahoo.co.jp

 今朝、こんな記事がアップされていて、やや話題になりましたが。逆を言えば、発展途上ということでもあるんじゃないかなと思うんです。ラミレス監督は、甘く入りやすい初球攻撃と強い打球を心がけつつ、相性とデータを元にした采配をふるっていたと思うんですけどね。守備・走塁についてはメンバーがメンバーだっただけにね。

 対して三浦監督、特に石井琢朗コーチが就任した今年はチームバッティングが増えているように見えます。

number.bunshun.jp

 本日の試合では5回裏にソト選手2塁打の後、蝦名選手が進塁打で関根選手が犠飛。6回裏は1死から蝦名選手四球で関根選手が2塁打、嶺井選手の内野ゴロで1点。代打藤田選手四球で佐野選手の内野ゴロで1点。これですよ。ヒット1本で2点取れるんです。

 もちろん連打、本塁打で得点が取れれば申し分ないんですが、打てそうもない投手だったら、少しでも粘って、塁に出て進塁させて点を取るしかないじゃないですか。こういうこともできるようになると、得点力は上がってくると思うんです。

 ここではラミレス監督がとか三浦監督がとかの話をするつもりはないんですよ。ただ、三浦ー石井ラインの”やきう”が浸透しつつあるんだなあと思えることが幸せだなあと、そっちの方が言いたい。ラミレス監督が残してくれたものもあるんだからさ。

 今はまだ、荒っぽい試合が多いかもしれませんが、これは未来のためのステップだと思えばね。そう思っていた方がファンとしては今後の楽しみが増えるってものですよ。

 

【2022年5月26ソフトバンク戦】

ソ100000000|1

横00021200× |5  

横浜スタジアム(ホーム)

De5-1ソフトバンク 

勝利投手 濵口 (2勝0敗0S)

本塁打 牧 12号(4回裏ソロ) 、 佐野 4号(5回裏ソロ)※Deのみ