柴田竜拓のつなぎの6番問題

 未だに連敗止まらず。本日こそは。

  ■打線にはやや兆しは見える

【2020年7月22日対ヤクルト戦】

 本日はDe濵口、ヤクルト・イノーア両投手によるコントロール難対決です。でも、四球がなかったイノーア投手にコントロール難は失礼かも。ただ、濵口投手に関しては今季一番悪いピッチングだったように思えました。抜け球が多いわ、ストレートは走ってないわで、フォークとチェンジアップ頼みのピッチング。相手打者が打ち損じてくれるのを待っているような状態でした。

 イノーア投手は四球は出さないものの、全体的に高めに入ることが多かったですね。しばらく不調だったベイスターズ打線はうまくつけこむことができました。本塁打3本とタイムリー1本で5点。残塁もあるのでもう一本出てればというところだったんですけどね。まだまだですけど、打線に兆しが見えたように思えました。

 試合は両チームリリーフが踏ん張って引き分け。両先発が試合を荒らして、両チームのリリーフが試合を引き締める。”やきう”の試合ってのは投手次第で展開が決まるという証明のような試合でした。

 ■6番に入る柴田選手が上位と下位の打線のつなぎを果たしている

 ここ最近。オースティン選手が抜けて、6番に柴田選手が入ることが増えました。本日は2塁打1本と犠打1。この2塁打は、宮崎選手のヒットと大和選手のタイムリーをつなぐ、大事なヒットでした。上位打線と下位打線をつなぐ役割を果たしていますね。

 今季の柴田選手はバッティングの調子がいいですね。7月22日現在で打率.310。ライト方向へのヒットが多い傾向があります。個人的にはレフト方向のヒットも増やしてほしいですけどね。でもライト方向の打球が多いということは、どこかつなぎの意識があるのではないかと勝手に推測します。

 もう一つ、個人的には、柴田選手には広島の菊池選手のように2番を打てるような打者になってほしいなと思っています。バントやコンタクトは上手い方ですし、1番打者と合わせて小技の勉強もしてほしいなあ。昔ながらの日本の”やきう”っぽい考え方ですけどね。

 チーム状況によって、ベンチにいたり、スタメンに入ったり、守備固めに入ったりと便利屋っぽい扱いをされている柴田選手ですが、一つ一つ、丁寧に仕事をこなしています。その一歩が将来の自分を作ると思って、地道にやっていってほしいです。

 

ヤ0120110000|5

横2102000000|5

横浜スタジアム(ホーム)

De5-5ヤクルト

本塁打 ロペス 3号(1回裏ソロ) 、 佐野 1号(1回裏ソロ) 、 髙城 1号(2回裏ソロ)※Deのみ