2021年ベイスターズさんの今季楽しみだった選手問題~捕手・内野手編~

 前回、総ざらいとして開幕前に私が期待した選手とその結果の答え合わせを行いましたが、今回は捕手・内野手編を取り上げます。

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▼山本祐大

 51試合 .131 1本 4打点

 スタメンマスクを被ることが増えた山本選手。今季は相手主力選手のインコースをズバズバ責め立てる強気のリードが目立ちましたね。ですが、バッティングはまだまだ。リードやバッティングに気を取られてか、自慢の鉄砲肩もスローイングがばらつくこともありました。

 捕手としてやっとスタートラインに立てたというところですかね。まだちょっと時間がかかりそうな気がします。

 まず、打率.250は目指してほしいですね。ヤクルト故野村監督が古田さんに言及したという「レギュラーをやるから、打率は頑張って2割5分打て」。この壁を越えてほしいと思います。1割台だと打線が止まっちゃいますからね。

 

▼森敬斗

 44試合 .194 0本 5打点 4盗塁

 素材はピカイチの森選手ですが、1軍の試合に慣れるまではまだまだ時間がかかるようです。山本選手の同じでスタートラインにやっと立てたというところでしょうか。バッティングでも守備面でもまだまだ粗さが目立ちますね。

 今季後半戦は代走から守備固めで試合出場することが多かったですね。まだまだスタメンを張れるような選手にはなっていない。しかし、試合終盤の大事な場面での走塁判断、守備判断が求められます。一つ一つ結果を出しつつ、ステップアップしていってほしいですね。

 

▼牧秀悟

 137試合 .314  22本 71打点

 簡単にプロの水に合っちゃいましたね。

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 バッティングが大きく崩れることもなく、守備もまずまず。終盤は首位打者争いにまで名乗りをあげましたね。申し分ない仕事ぶりでした。ケガもなく1年間を働きぬきましたね。

 今季に関しては一時期、スタメンを外れた時期があったり、五輪休暇があったりと、イレギュラーな面もありました。来季以降夏場にどんな仕事ぶりをするのか見てみたいですね。ヘタってしまうのか。能力をいかんなく発揮するのか。2年目のジンクスはあるのか。いずれにせよ、もうやってもらわなければ困る選手になってしまいましたね。

 

 森選手と山本選手は我慢して使った方だと思います。とにかく試合に使って成長を促したいという思いもありますが、「簡単にはレギュラーは取れない」ということを身をもって伝えたいという気持ちもある。というか”レギュラーを奪い取ってほしい”ですね。誰の目から見ても明らかなレギュラーになってほしいです。牧選手くらい活躍すれば、ぐうの音も出ませんから。