山﨑康晃の落ちないツーシーム問題2021

 ベイスターズさん7連敗中です。各選手のプレイに精彩がなくなりつつあります。試合数が少なくなりつつありますが、もうひと踏ん張りしてほしいですね。

 本日の先発は大貫投手。立ち上がりから大貫投手らしいピッチングを披露していきます。

 打撃陣は打順を少しだけ組み替えて、2番に佐野選手が座る攻撃的布陣を組みました。それが功を奏して5回までに7点を奪取する快進撃。相手投手のライアン小川投手の調子があまりよくなかったこともありましたけどね。

 これで楽な試合展開にもっていけると思いきや、5回に大貫投手が突如崩れて連打で4失点。先頭打者を死球で出した上、次の打者にうまくおっつけられてライト前に運ばれてから、肩に力が入ってボール先行になっていきます。ストライクを入れに行ったら中に入って打たれる。悪循環から抜け出せないまま、降板してしまいました。7点リードで気が抜けた部分もあったのでしょうか。ランナーを出しても落ち着いたピッチングを見せるのが大貫投手の真骨頂なのですが、今回は悪いところが出てしまいましたね。

 打線は小川投手が降板してから沈黙。リリーフ陣は6回から8回まで三嶋投手とエスコバー投手でしっかり抑えて3点リードのまま、9回に突入します。

 マウンドに上がったのはヤマヤス投手。抑えに返り咲きするかどうかという大事なマウンドとなりましたが、ままならないピッチング。2ベースを2本打たれて降板。タナケン投手が四球を出して、次に平田投手。コースを攻めてなんとか2死をとってゲームセット。いい試合にしなくていい試合をいい試合にしてしまいました。確かに私は「いい試合をしてほしい」とは言いましたよ。言いましたけど…でも、まあ、勝ててよかったですね。平田投手はよく踏ん張りました。

■縦割りのスライダーを覚えても苦しむヤマヤス投手

 先日の広島戦で逆転されたヤマヤス投手がまた打たれてしまいました。縦割りのスライダーを覚えてから、セットアッパーとして活躍していたヤマヤス投手ですが、9回を任せられるとまだ物足りない感じがしてしまいます。

 8回のセットアッパーではツーシームを意識させてのスライダーで空振りをとれていましたが、9回では、スライダーを見逃されてボールにされてしまうことが増えましたね。ストレートでカウントは取れますが、追い込んでから投げるボールがなくなっちゃう。

 本来であれば、ツーシームで空振りを取りたいところなのですが、本日はツーシームが落ちずにヒットゾーンへと運ばれてしまう。ストレートに頼らざるを得なくなりますが、相手打者も当然、そのストレートを頭に入れている。いちかばちかの厳しいピッチングになってしまいます。

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 やはりストッパーは相手打者を脅威にさせる、ほぼ確実に空振りが取れるボールが必要ですよね。ヤマヤス投手でいうと、やはりツーシーム。もし、ヤマヤス投手が本当に抑えに返り咲きたいのであれば、ツーシームを磨き直すべきだと思います。

 抑え問題に関しては本当に頭が痛いですね。本当に優勝を狙うのであれば、抑え問題の解決は不可欠です。どうにかしてほしいところなんですが。

 

【2021年9月29対ヤクルト戦】

横114010000|7

ヤ000040001|5  

明治神宮野球場(ビジター)

De7-5ヤクルト

勝利投手 三嶋 (2勝5敗21S)

セーブ 平田 (2勝0敗1S)

本塁打 宮﨑 14号(2回表ソロ) 、 宮﨑 15号(3回表3ラン) 、 オースティン 28号(5回表ソロ)