ベイスターズさん、対ヤクルト戦で気持ちで負ける問題

 鬼門・ヤクルト3連戦の初戦を落としました。どうにか勝ち越したいですね。

 本日の先発は大貫投手。立ち上がりから落ち着いたピッチングでした。ランナーを出してもペースを崩さずに大貫投手らしさを存分に披露した投球だったと思います。結果は7回1失点。この1失点も、ほぼエラーだったので、完封も狙えたかもしれないと思ってしまいます。

 本日の試合はベイスターズさんのミスが多すぎました。守備の衝突、お見合い。バントミス。牽制アウト。結果だけ見ると白熱した投手戦に見えましたが、”流れ”上では序盤からみすみす勝てる試合を渡してしまったように見えました。

 相手先発の小川投手は好投でしたが、ランナーを出すと慎重になりすぎるきらいがあり、ボール先行になる場面が多かった。このチャンスをつかみきれなかったのも痛かったです。

 試合結果は1対1で9回までもつれこみますが、最終回に失点してしまい敗退。2失点ともに「そのエラーがなければ失点にはならなかったのに」という失点でした。こういうゲームを取れるようになれれば、もう一段階強いチームになれるのに。逆に言えば、このゲームを取れないということは、まだ弱いチームなのだなと思ってしまいました。

■エラーも積極性のなさも苦手意識?

 1つ大きなエラーはセカンド・牧選手とライト・オースティン選手の衝突ですね。思いのほか風に乗ってしまったことから牧選手が追いかけすぎたように見えました。これがタイムリー2ベースになってしまいました。2つ目の大きなエラーはエスコバー投手と伊藤選手のバント処理のお見合い。思ったより打球が強かったので伊藤選手が追いかけすぎたんじゃないですかね。

 投手戦であればあるほど、ミスをした方が負けだというのは”やきう”の定石だと思うんです。このミスっていうのがね。本日の試合では”空回り感”があって、どうにも歯がゆかったです。

 あと、7回裏の1死1,3塁の1塁代走の森選手になんで盗塁させなかったんですかね。早いカウントから走らせなかったから併殺になっちゃいましたね。首脳陣も積極性に欠けたんじゃないかと思っちゃいました。

 これはやっぱり対ヤクルト戦の苦手意識が表出してしまったんじゃないかと思うんです。表題で”気持ちで負ける”と書きましたが、この”気持ち”ってのは”余裕のなさ”じゃないかな。前日にしろ、本日にしろベイスターズらしさみたいなものが出てきてないですもんね。

 明日は勝っても負けてもベイスターズらしい、積極性のあるいい試合をしてほしいと思います。

【2021年9月22対ヤクルト戦】

ヤ000100001|2

横010000000|1  

横浜スタジアム(ホーム)

De1-2ヤクルト

敗戦投手 エスコバー (3勝4敗0S)