ベイスターズさん、対巨人戦5連勝問題

 ベイスターズさん、スターナイト初戦を快勝。このまま勢いに乗れるといいですね。

  本日の先発は、大貫投手。ストレートはあまりよくなかったですが、右打者相手のスライダーがよかった印象を受けました。しかし、左打者にはインコースのスライダーがなかなか決まらずに苦労していたようにも見えました。初回から左打者相手には苦労するも、右打者にはサクサクとカウントを取り、毎回のようにランナーを出しつつも、なぜだかイニング無失点を積み重ねていきます。

 打線は相手先発の山口投手の立ち上がりを攻めて初回2得点。中盤も2得点をあげて試合の主導権を握ります。

 中盤で4点リード。セーフティーリードではありませんでしたが、相手の巨人サイドからみると点の取られ方が悪かったですね。

 初回はタイムリーを重ねて得点をあげましたが、中盤の2点は守備の乱れによるゲッツー崩れでした。

 ちなみに大貫投手が悪いながらも失点をあげなかったのは、ベイスターズの守備面が光ったというのもあったと思います。初回は伊藤光選手が盗塁阻止。4回表には右翼手のオースティン選手が本塁刺殺。この守備は”流れ”をぐいと引き寄せました。

 ベイスターズはそのままエスコバー‐ヤマヤス‐三嶋の3投手による必勝リレーで連勝をものにしました。投打ではなく、守備の差で勝てた試合でしたね。

■対戦相手は前半よりも後半に勝った方が今後につながる…でもペナント全般を考えると…

 今季の対巨人戦は前半8連敗で後半は5連勝。珍しいですね。特に今季のベイスターズさんは外国人選手の入国が遅れたこともあり、ペナント3,4月で借金15で負け続き。5月以降は勝率5割前後で推移しています。

 対巨人に関しては開幕戦の2敗1分が痛かったですね。中盤までいいゲームだったにもかかわらず、終盤に失点してしまい勝ちきれないという後味の悪い試合が続いてしまいました。これが後を引いて8連敗。7月以降はベイスターズの外国人選手の調子が上がり、前半とは全く違うチームとして戦えるようになりました。

 巨人サイドからのベイスターズの印象がガラリと変わったように見えたのではないでしょうか。当たり前のように勝てたのが勝てなくなった。「あれ?おかしいな」って思っているんじゃないですかね。

 来年以降のことを考えると、対戦相手は前半勝つよりも後半に勝った方が次につながります。ただですよ。ペナント全般を考えると、やはり開幕ダッシュをつまづいたのは本当に痛かったですね。 

 巨人相手の苦手意識払拭も時間がかかりましたし、他チーム相手でも序盤に「組みやすい」と思われてしまったでしょうしね。

 とりあえず、対巨人戦はこのままの流れで勝ち続けてほしいですね。選手育成だけでなく、対戦相手の印象についても来年につながる戦い方をしてほしいと思います。

 

【2021年9月8日対巨人戦】

巨000001000|1

横20011000× |4  

横浜スタジアム(ホーム)

De4-1巨人

勝利投手 大貫 (6勝5敗0S)

セーブ 三嶋 (1勝4敗20S)