宮國椋丞の変幻自在のピッチング問題

 ベイスターズさん、本日からは巨人を迎えてスターナイトです。いい試合をしてほしいですね。

  本日の先発は、巨人を自由契約になった宮國投手。相手先発は菅野投手でいわば師弟対決となりました。

 試合前からなんだか物語性で煽られてましたが、こういうの、何気に試合に反映されるんですよね。

 まず、宮國は立ち上がり、巨人打線相手にインコースを攻められずに2失点。やはり元同僚相手に遠慮してしまったのかもしれません。しかし2回表の桑原選手のダイビングキャッチからピッチングが一変しましたね。

 捕手山本選手がインコースを要求していても中に入ってしまっていたのが、内外投げ分けて巨人打線を寄せ付けないピッチングとなりました。

 対して菅野投手は序盤から球数が多く、らしくないピッチング。ベイスターズ打線はじりじりと追い詰め、5回裏には宮崎選手ソト選手のタイムリー2ベース2本と山本選手のスクイズ、そして代打楠本選手の3ランで一気に引き離して試合を決めました。鮮やかな攻撃でしたね。快勝でした。

■技巧派投手に生まれ変わった宮國投手

 宮國投手というと150㎞のストレートとフォーク。力で押すピッチングの印象がありましたが、本日はツーシーム、スライダーもキレキレ。低めの変化球は多くの空振りを多く取れましたね。相手チームも狙い球を絞り切れなかったのではないでしょうか。

 ベース板の上にのせて、ファールを打たせてカウントをとりつつ、ボール球を振らせて三振を取る。理想的なピッチングでした。コントロールもいいですね。

 本日は5回で降板しましたが、次回はもっと長いイニングを投げてほしいですね。ローテで長く働いてほしいです。 

 

【2021年9月7対巨人戦】

巨200000000|2

横00107000× |8  

横浜スタジアム(ホーム)

De8-2巨人

勝利投手 宮國 (1勝0敗0S)

本塁打 楠本 2号(5回裏3ラン)