前日に手痛い敗戦を食らったベイスターズさん。最後までリーグ優勝は目指してほしいですが、3位4位とのゲーム差も気になりますね。今までのことを考えると、この時期に周りのチームを気にしながら試合を見られるのは贅沢っちゃあ贅沢なんですけど。
先発は石田投手。立ち上がりからボールが走っているように見えました。特に本日は石田投手特有の慎重さに加えて、インコースにしっかりとストレートを投げ込む大胆さもあったように感じました。打者一巡してからの3回表には四球を連発して2死満塁のピンチを作ってしまいましたが、中田翔選手に対してやや甘いストレートでしたが、詰まらせることができました。ケガ明けでしたが、6回無失点の好投でした。
打線は初回先頭の桑原選手の2ベースから楠本選手バント、牧選手のタイムリーで先制。両チームとも負けられない試合なので、ここで主導権を握れたのがよかったですね。6回裏には宮﨑選手のソロ本塁打。7回裏には関根選手の犠飛と着実に得点を挙げていきます。
ただ、”やきう”ってのは簡単にはいかないですね。8回表にエスコバー投手が自身の送球エラーも含めて無死満塁のピンチを迎えてしまいます。この場面に伊勢投手が登板。一打逆転で重量打線の主軸にまわっていきますが、ライトフライ、見逃し三振、セカンドフライに切って落とし、なんと無失点に抑えきりました。
最後はヤマヤス投手が三者凡退でなんなく抑えて、勝ちきりました。
■圧巻の投球を見せる伊勢投手
今季序盤はまだ若手のリリーフとして頑張っているなあという感想を持っていた伊勢投手ですが、今では押しも押されぬリーグを代表するようなセットアッパーとなりましたね。
本日は無死満塁というピンチでスライダーを軽く見せつつもストレートで押し切るという、鳥肌もののピッチングでした。おじさんは98年の五十嵐投手の三者連続三振を思い出しましたよ。
伊勢投手はベイスターズさんにとってはなくてはならない存在となりました。将来の抑え候補筆頭ですね。伊勢大明神。益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げます。
【2022年9月22日対巨人戦】
巨000000000|0
横10000110✕|3
横浜スタジアム(ホーム)
De3-0巨
勝利投手 石田 (6勝4敗0S)
セーブ 山﨑 (0勝2敗36S)
本塁打 宮﨑 13号(6回裏ソロ) ※Deのみ
首位と6ゲーム差