ベイスターズさん、前日はなんとか引き分けに持ち越して、本日は6連戦最終戦。ここを取って気分よく月曜日を迎えたいですね。
本日の先発は今永投手。得意のストレートで押していく投球で中盤までは圧巻のピッチングでした。しかし、5回裏に突如甘くなり1失点。1死満塁、2死満塁を内野ゴロの間の1点で抑えたといえば抑えた方なのですが、この場面はその前の攻撃に前フリがあったんですよね。
5回表の攻撃。1死で今永投手がレフト前安打。レフト青木選手が後ろにこぼして、今永投手は2塁から3塁に。しかし青木選手の好返球でアウトになってしまったのです。
相手先発の原樹里投手は、その後も立ち直って落ち着いたピッチングを披露。それまで無失点ピッチングだった今永投手は、あの走塁で気分が乗り切れなくなってしまったように見えました。それで1失点。
試合は6回まで0-1のロースコアで進行。しかし、7回裏にシャッケルフォード投手が2死から打ち込まれて4失点。9回表に桑原選手が2ランで一夜報いるもそれまで。敗退してしまいました。
シャッケルフォード投手はちょっとイラチな面が出てしまいましたね。きわどいボールをボール判定されたあたりから、球が甘くなってしまったように見えました。
本日はベイスターズの投手心理に敗因があったように感じられました。”試合の流れ”というのは、投手心理によって影響されることが大きいのかなとも思いました。
■途中まで完ぺきな投球を披露する今永投手
シーズン後半に入ってから今永投手が勝てなくなってしまいましたね。しかし、なんならピッチング自体は復帰以降、素晴らしいピッチングを披露しているんですよ。なのに勝てない。
序盤から中盤までは申し分ないピッチングを披露することが多いものの、どうも中盤から終盤にかけて捕まってしまう。”試合の流れ”に飲み込まれてしまったように見えてしまう試合が多いですね。
本日の場合は自らの走塁によって流れを変えてしまったように見えました。チャレンジングな走塁だったので、成功すれば一気に流れをつかめたかもしれない。しかし、2塁に留まっていれば上位打線につながり、先制点をもぎとれたかもしれない。結果論かもしれませんが、できれば無理しないでほしかったですね。
今永投手はベイスターズのエース投手といっても過言ではありません。後ろ姿で語るような投手になりつつあります。ただ、もう1ランクアップを目指してほしい。”試合の流れ”に飲み込まれないくらいの圧巻のピッチングを試合終了まで完ぺきに披露してほしい。
ストレートは素晴らしいので、もう一つ、魔球のような変化球を身に着けてくれたらいいな。「今永だから今日は勝てない」と思わせてほしいと思います。
とりあえず、ベイスターズ打線さん。今永投手を勝たせてあげてえ。
【2021年8月29日対ヤクルト戦】
横000000002|2
ヤ000010400|5
東京ドーム(ビジター)
De2-5ヤクルト
敗戦投手 今永 (3勝4敗0S)
本塁打 桑原 9号(9回表2ラン) ※Deのみ