【号外】国吉佑樹トレード問題

  突然の知らせでした。

 

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 ベイスターズの国吉投手とロッテの有吉投手の交換トレードが成立しました。

 国吉投手は、161㎞を記録したことのある速球派でカットボールフォークボールなどを駆使するリリーフ投手。主にモップアップを担いますが、先発投手が早めに崩れ、まだランナーがたまっていたときにもきっちりと抑えたり、ロングリリーフもこなせる便利屋的な立場で活躍していました。点差があまり離れていないビハインドゲームでは、国吉投手が好投することでチームにリズムを与え、逆転することもありましたね。

 ファンとしては寂しい気持ちもあります。育成から這い上がり、”ハマのダルビッシュ”と名付けられて期待されるも結果が出ず。長いこと時間がかかって、今やっと役割をつかんだ投手です。思い入れがありますよね。

 ただ今回のトレードは、私個人的にはやや好意的にとらえています。

 その理由としては…

 ①リーグが違うこと

 ②リリーフ陣が整ってきた。

 ③全くタイプの違う投手であること。

が挙げられます。

 ①に関しては国吉投手と戦う場面が少ない。②に関しては国吉投手と重なる役割に三上投手や平田投手がいる。また、若手にも櫻井投手や伊勢投手など、楽しみなリリーフ投手がいる。タナケン投手も2軍で好投をしているので、支配下復活も見据えているのかもしれない。③に関しては、有吉投手がコントロールのいい変化球投手で、国吉投手とは真逆。

 確かに、国吉投手は1軍でバリバリ働いていたにも関わらず、有吉投手はケガ明けで2軍暮らし。年俸的にも国吉投手が高く、有吉投手が年上。どうも分が悪いトレードのように見えます。

 でも、編成部を一旦信用してみたい。有吉投手の投球をチェックしていたから獲ったんでしょって。

 トレードのよしあしは、これからの結果が全て。国吉投手も有吉投手も心機一転、大活躍してほしいです。また、ロッテには澤村投手を復活させた手腕があるので、もしかしたら国吉投手は今以上の役割を期待され、さらに花開くかもしれませんね。有吉投手も負けずにがんばれ!