ベイスターズさん、投打がかみ合いすぎ問題

 ロッテ戦1勝1敗で3戦目。交流戦はまだ負け越しがないので、なんとか引き分け以上、勝利以上、お値段以上の結果を求めてほしいですね。勝利以上、お値段以上ってなんだ。

  先発は今永投手。初回から150㎞前後のストレートを投げ込んで、安定感ある投球を披露します。全盛期のピッチングに近づいてきた感がありますね。ケガ明けなので無理は禁物ですが、今できるパフォーマンスを続けてほしいです。

 試合は2回裏に本塁打2本で先制するも、4回表に今永投手が突如崩れて1失点。桑原選手のスライディングキャッチが失敗したあたりから、やや雲行きが怪しくなりましたが、なんとか踏ん張ります。

 今永投手は100球を越えた6回表に降板。6回裏には宮崎選手の犠飛で突き放し、後は勝ちパリリーフ陣に託します。

 しかし、8回表にヤマヤス投手が2死を取るも、連打を浴びて2失点で同点にされます。ここでは伊藤捕手のサインをヤマヤス投手が首を振ったあたりでやや雲行きが怪しくなりました。ただ、どれもいいボールだったので、ロッテ打線のしつこさ、怖さが感じられる同点劇でした。

 9回表を三嶋投手がなんとか抑え、同点のまま、試合は9回裏へ。ロッテはもちろん抑えの益田投手を投入します。

 先頭の宮崎選手がヒットでサヨナラのランナーが出ます。代走は田中俊太選手。続くソト選手は三振、牧選手は二遊間のボテボテのショートゴロ。ショートの藤岡選手は一瞬二塁を一瞥しますが、ファーストへ送球します。もし2塁へ送球したら微妙な判定になっていたと思います。

 そして次打者大和は初球インハイストレートをファール。2球目も同じようなボールでしたが、キレイに打ち返し、レフトフェンス直撃(?)のサヨナラ打。流れはどちらに傾いてもおかしくない試合でしたが、勝利の女神ベイスターズさんに微笑んでくれました。今季初のサヨナラ勝利でございます。

交流戦がいいきっかけになった

 3月、4月と後味の悪い敗戦が多かったものの5月で少しずつ、ペースを取り戻したベイスターズさん。交流戦では負け越しなしで、カード3連勝(1勝1敗1分挟む)です。

 交流戦から投打が見事にかみ合うようになりましたね。4月は投打がかみ合わずに負けるべくして負けていましたが、今はなんかしらんけど勢いがあります。勝つことがいい薬になっているように見えます。

 前から私は言っているのですが、試合の”流れ”と同じようにペナントレースにも”流れ”があると思うんです。”流れ”とはチームの心理状態。負けが込んでしまうとチーム個々の選手が自信を失い、勝ち続けると自信がついて、勢いづく。気持ちがパフォーマンスにつながっていく。

 これまで負けが込んでいたベイスターズさんでしたが、交流戦がいい意味で気持ちの切り替えになったのではないかと私は推察しています。

 いい流れをせっかくつかんだので離さないでほしいですね。ワンプレーを大事に。今後、いくつも負けることはあるでしょうが、いい試合は続けていってほしいです。

 

【2021年6月5千葉ロッテ戦】

ロ000100020|3

横020001001×|4  

横浜スタジアム(ホーム)

De4×-3千葉ロッテ

勝利投手 三嶋 (1勝3敗10S)