ルーキー牧秀悟の恐るべき対応力と修正力問題

 本日からはハマスタ6連戦。最初のカードはソフトバンク戦です。胸を借りるつもりで戦ってほしいですね。

  先発はピープルズ投手。立ち上がりからピープルズ投手らしい投球が見られましたが、強力打者・栗原選手や柳田選手を意識しすぎたように見えました。また、牧原選手の足、中村選手の粘りなどによってリズムを手繰り寄せることができなくなってしまいましたね。試合序盤はソフトバンクの抜け目ない強いチームの”やきう”にやられてしまった感があります。

 結局、ピープルズ投手は4回3失点で降板。しかし、平田投手、国吉投手、三上投手といったベテランリリーフ陣が踏ん張って、中盤から終盤までを全て三者凡退に切って取りました。2点ビハインドではありましたが、流れをソフトバンクに渡し切らずに8回裏まで試合は進んでいきます。

 8回裏1死後に佐野選手がヒット、オースティン選手四球で宮崎選手がタイムリーツーベース。ソト選手故意四球で牧選手もタイムリーツーベースと、土壇場で鮮やかに一挙逆転に成功します。リリーフ陣の好投が実を結びました。

 最終回の三嶋投手はちょっとだけドタバタしましたが、相手のミスにも助けられて、勝利が転がり込みました。最初から最後まで目を離せない素晴らしいゲームだったと思います。

■牧修悟は本当にルーキーなのか?

 本日の先制点と逆転打は牧選手。4打数4安打3打点の大活躍でした。ヒーローインタビューでは「楽天戦の無死満塁のときに力が入ってしまって打てなかったので、今回は楽な気持ちで打席に入りました」といった話をしていました。そんな簡単なものなのでしょうか。どうしても力が入ってしまう場面で力を入れない。しかも結果を出してしまう。恐るべき対応力と修正力。

 それと、最終回の守備ね。9回裏の2死1塁でランナー周東選手。三嶋投手が牽制悪送球をしてしまったところ、周東選手は3塁に向かいます。カバーに入ったセカンド・牧選手が三塁へストライク送球でアウト。バタバタしましたが勝利で終えることができました。

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 今まで牧選手のセカンド守備はやや送球に不安があったように見えましたが、ここ数試合を観ていると全く問題がない。上手いとまでは言えないまでも、難なくこなしてますね。これも牧選手の恐るべき対応力と修正力。

 あとは前にも書きましたが1年通じてのスタミナですね。ケガには気を付けてほしいです。でも交流戦明けと五輪休暇があるので、それまではがむしゃらに突っ走ってほしいですね。

 

【2021年6月1ソフトバンク戦】

ソ002100000|3

横01000003 ×|4  

横浜スタジアム(ホーム)

De4-3ソフトバンク

勝利投手  三上 (2勝1敗0S)

セーブ 三嶋 (0勝3敗8S)