中川虎大はベイスターズ先発陣の救世主になるか問題

 ソフトバンク戦の初戦を取りました。ぜひとも勝ち越したいですね。

  先発は中川投手。ややコントロールがアバウトではありましたが、強いストレートと落差のあるフォークボールがしっかりと決まっていました。スライダー、カーブもカウント取れたのでよかったですね。6回1失点の好投でした。

 相手先発の東浜投手も好投していたので、試合としては緊張感のある投手戦となりました。いずれも譲らずガップリ四つ。両チームともリリーフがきっちりと抑え、1-1の同点のままで試合を終えました。

■中川投手はエース級にまで登り詰めるかもしれない

 中川投手は先発で登板するも四球が多く、早いイニングで降板することが多かった。前回登板はオリックス戦のロングリリーフでしたが、5自責の7失点。結果こそ、悪かったですが、ピッチング自体はよかったような気がしたんです。

 で、今回の先発登板。よかったですねえ。ストライク先行となることが多く、決め球にストレートかフォークを使って、相手打者を圧倒する。そんなピッチングに見えました。

 また、6回には2死満塁のピンチを作るも、153㎞のストレートで相手打者を打ち取りました。最後まで攻めるピッチングをしていてかっこよかったです。

 2019年にはファームで最優秀防御率投手賞と最多勝利投手賞を獲得した中川投手。将来はエース級まで登り詰めるかもしれません。いざとなったときに信用できるストレートとフォークを持っているのが強い。特にストレートは少々甘くなっても相手打者を差し込める力がありますね。

 ただ、長いイニングを投げるためには、勝てる投手になるためには、ストライクゾーンに投げ込めるコントロールがもうちょっとほしいかな。スライダーとカーブをもうすこし磨いてほしいなと思いました。

 でも、楽しみだなあ。今季は先発ローテを守り切るくらいの投手になってほしいです。

【2021年6月2ソフトバンク戦】

ソ000001000|1

横001000000|1  

横浜スタジアム(ホーム)

De1-1ソフトバンク