三浦大輔監督の初回バント問題

 前日快勝したベイスターズさん。このままの勢いで連勝できればいいのですが、鬼門ハマスタ阪神戦であることを忘れたくても忘れられないのです。

  ベイ先発はロメロ投手、阪神先発は伊藤投手。伊藤投手には前回4月24日に完投を許してしまいました。

 序盤は両投手ともコースを突いた投球で、投手戦の様相でした。試合が動いたのは4回。ロメロ投手が若干球が浮き始めたところを捉えられてタイムリーで1失点。ベイスターズは牧選手のソロ本塁打で追いすがります。

 しかし5回表、ロメロ投手が立ち直れず、球が真ん中付近に入ってしまいます。連打で一挙3失点。その裏の先頭打者がロメロ投手だったため、早めに代えようにも代えづらかった。

 ベイスターズ打線は再三チャンスを作るもののモノにできず。狙い球を絞れなかったのと、伊藤投手が最後まで出力が落ちなかったのが敗因だったと思います。伊藤投手のスポナビの選手紹介では「出所が見えづらいフォーム」とあったので、どこか打ちづらさがあったのかもしれませんね。

 本日は伊藤投手に完全にやられてしまった試合でした。2試合続けてやられっぱなし。次回登板時には必ずやりかえしてほしいですね。

■バントはアウトを献上する?

 今回取り上げたいと思ったのは”初回バント問題”です。ラミレス監督に比べると三浦監督はバント数が多いですね。バントの数は監督の”やきう観”みたいなものが出るので、いろいろと見比べると面白いなあと思います。ラミレス監督は野手出身なので攻撃中心の考え方。三浦監督は投手出身なので、投手が嫌がる采配、とにかくスコアリングポジションに運びたがりますね。知らんけど。 

 特に三浦監督は初回無死1塁からでもバントしますね。この時のバントは先発投手としては、アウトが取れていない状態から、アウトを献上してくれる、という見方をする評論家も多いようですね。

 人によるんでしょうかね。私は相手投手が嫌がって、先制点が取れればどっちでもいいと思いますけどね。

 本日の場合、伊藤投手のコントロールはよさそうなので、バスターエンドランを仕掛けてみたら面白いんじゃないかなあと思いました。先発投手が安定していないうちに、かきまわしたい。初回から無死1、3塁を作れたら最高じゃないですか。そうなったら、相手も1点は覚悟するような守備体系を取ってくるでしょうしね。

 三浦監督はまだ監督初年度ですし、現在の順位も順位なので、いろいろとチャレンジングな采配を試してみたらいいんじゃないかなあと勝手に思っています。 

 

【2021年5月8阪神戦】

神000130000|4

横00010000× |1  

横浜スタジアム(ホーム)

De1-4阪神

敗戦投手 ロメロ (0勝1敗0S)

本塁打 牧 7号(4回裏ソロ)