3連勝が前日でストップしてしまいました。ただ、打線の勢いはいまだ衰えていません。まずはカード勝ち越しを目指してほしいです。
本日の先発は濵口投手。初回からストライク先行でテンポよく投げていきます。相手中日先発の勝野投手もストレートで押していく投球で、序盤から投手戦の様相を呈していきます。どちらのチームもチャンスをつくっていきますが、なかなか点を取れず。0-0のまま試合は中盤から終盤へと進んでいきます。
試合が動いたのは7回表。佐野選手ツーベース、牧選手内野安打、宮崎選手申告敬遠と2死ながら、ベイスターズさんは満塁のチャンスを作りました。打席に入った桑原選手がアウトコースの球を逆らわずにタイムリーヒット、続く代打山下選手が低めのボール球をイチロー選手並みのバッティングでレフト前のタイムリー。一気に4点を入れて試合を決めました。
試合の流れ的には濵口投手が5回、6回のピンチを切り抜けたことが大きかったように見えました。ベイスターズ側に勝利の女神をひきつけましたね。
先発投手を引っ張る傾向のある三浦監督。意図としては先発投手の育成にあると思うんです。ボールのキレが落ちてきて、打順3巡目くらいになる試合中盤にピンチが訪れる確率は上がってきます。そこでどこまで踏ん張れるか。本日の濵口投手はしっかり踏ん張れたので、いくらかは自信がついたのではないかと思います。
■今季の桑原選手は右方向の打球が多いような気がする
本日の決勝打は桑原選手のライト前に落とすタイムリーヒット。3-1のカウントから、ストレートを狙ったように流し打ちをしていました。
今年の桑原選手は右方向の打球が多いような気がしたので、調べてみたら、右方向の打率が高いんですね。
レフトスタンドに叩き込むパンチ力を備え持つ桑原選手ですが、今季は右方向へのバッティングを課題として取り組んでいたのではないかと、私は勝手に想像しています。
桑原選手の大きな一発も見たいですが、流し打ちも上手くなってくれれば必ず、結果がついてくるはずです。
今季の桑原選手はもう少しでレギュラーをつかみかけています。元気印だけではない、今までとは一味も二味も違う大人になった桑原選手が芽吹いているような気がしてなりません。
また、桑原選手が出塁するとチームも乗ってきます。シーズン序盤は散々だった米―スターズさんですが、楽しみが増えてきました。
【2021年5月5日対中日戦】
横００００００４００|４
中０００００００００|０
バンテリンドーム（ビジター）
De４-０中日
勝利投手 濵口 (2勝3敗0S)
