大貫晋一のもう一つのボール問題

 3連勝中です。勢いよく連勝を伸ばしたいところですね。

  本日の試合は初回に差がでてしまいました。ベイ・中日両チームともに先頭打者が出るものの、ベイスターズはバント失敗で無得点。中日さんはバント成功で4得点。いきなり明暗が分かれてしまいました。

 ベイスターズ打線は2回表にソト選手の3ランで1点差に詰め寄るも、3回裏には中日・根尾選手のグラスラ。その後、ベイスターズ打線は幾度もチャンスをつくるもモノにできず、敗退してしまいました。 

 本日の先発は大貫投手。序盤からコースを突く投球をしていたものの、ボール判定されることが多かったです。ボール先行でストライクに入れた球が甘く入り、痛打されるという、典型的な負けパターン。守備シフトの裏を突かれる不運な打球もありました。

 ベイスターズさんはリリーフ陣が安定してきましたが、先発陣に苦労してますね。5回、6回まででよいので、試合を作ってくれれば、勝ち星も増えてくると思うのですが…。

■大貫投手が踏ん張り切れない理由は何か?

  本日の大貫投手は3回8失点。前回は2回2/3で7失点でした。どうも立ち上がりを乗り越えられないですね。

 いいときにはコントロールよくコースを投げ分け、ツーシームでバットの芯を外し、変化球で空振りを取っていきます。

 しかし本日はコースに投げ分けてもなかなかストライク判定をしてくれず、真綿で首が締まってしまうような苦しいピッチングになってしまいました。

 制球力と変化球で打ち取るタイプの投手はこうなると厳しいですね。

 もし、大貫投手にストレートに力があれば、力で抑えきるという違うパターンのアウトの取り方ができたかもしれません。

 ストレートでなくてもいい。信頼できるボールを1つ作れれば、困ったときにカードを出せる。苦しいピッチングになったときの神頼み。頼み球を作ってほしいなと思いました。

 大貫投手は打たれるときは滅多打ちに打たれます。この滅多打ちを減らすために、もう一つ、何かを得てステップアップをしてほしいですね。

 

【2021年5月4対中日戦】

横030001000|4

中404000010|8  

バンテリンドーム(ビジター)

De4-8中日

敗戦投手  大貫 (1勝3敗0S)

本塁打 ソト 3号(2回表3ラン) 、 佐野 4号(6回表ソロ)※Deのみ