三浦大輔監督のニコニコがチームに与える影響問題

 10連敗中で鬼門の阪神戦に挑みます。しかもこちらも鬼門・藤浪投手が先発。甲子園遠征ということで、気分転換ができればいいのですが…

  本日の先発は坂本投手。ルーキーだった昨年はなんとなく自信なさそうに投げていましたが、本日は伸び伸びとしたフォームで生き生きとしているように見えました。

 ストレートは140㎞前後ではあるものの、変化球を中心に低めとコースを突いていく投球。4回裏に大山選手にソロ本塁打を打たれましたが、試合の流れに変化をもたらすことはありませんでした。

 それもそのはず。相手先発の藤浪投手が2回表から四球連発。先制は四球3つと内野ゴロで1点。2点目は佐野選手のタイムリーで3点目は押し出し。さらに5回は死球を出して交代。次に出てきた馬場投手は投ゴロを暴投。宮崎選手がヒットで満塁になったところ、神里選手がヒットでライトが後逸してランニンググラスラ(記録的には右安2打点)。ほぼほぼ阪神さんの自滅で7得点をあげることができたのです。

 大差のリードをもらった投手は伸び伸びとした投球ができるようになってるんですよね。投手は一発食らってもいいやくらいの配球ができるんでね。ストライクゾーンを幅広く使える。リズムもよくなる。逆に相手野手は翻弄されやすくなる。

 とはいえ連敗中だったので、ランナーが出ただけでひやひやしましたね。リリーフ陣も焦らずによく投げました。これで10連敗ストップ。

 途中、柴田選手が大和選手と交錯して、途中退場したのは心配でしたけど、とりあえず、勝ててよかったですね。

 

■序盤からベンチの三浦監督がニコニコしていた

  テレビ映像では先制する前から三浦監督がニコニコしていた場面を捉えていました。10連敗中でしたが、ベンチの雰囲気を気にしてあえてニコニコしていたのかもしれませんし、誰かの冗談で笑っていたのかもしれませんし、それはわからないのですけどね。でも、大事なことだと思うんです。選手は監督の表情を1試合で1度は絶対見るじゃないですか。暗い表情をしていたら、選手も責任を感じちゃって、縮こまったプレーをしてしまいかねない。だったら、嘘でも監督はニコニコしていた方がいいんじゃないかしら。監督の表情による選手への影響はゼロではないと思うのです。

 本日は主軸の佐野選手、宮崎選手にヒットが出ました。宮崎選手は厳しいところに投げられた変化球も見切っていましたし、2人とも守備でも好プレーがありました。また、神里選手にもファインプレーがありましたね。坂本投手以外の野手も勝負とは別に伸び伸びとしたプレーをしている場面が散見されました。

 選手が縮こまったようなプレーをしていたら勝てる試合も勝てません。まずは伸び伸びと自分たちのできる”やきう”をすることから。勝負はそれからだと思うんですよね。明日も選手たちが元気にプレーをしている姿を見たいです。

 

【2021年4月23日阪神戦】

横012040000|7

神000100000|1

阪神甲子園球場(ビジター)

De7-1阪神

勝利投手 坂本 (1勝1敗0S)