上茶谷大河は復活できるのか問題

 前日にやっと10連敗から脱出。ここから一気に勢いに乗っていきたいところですね。

  本日の先発は上茶谷投手。ストレートに力があり、変化球も低めに入って、コースを投げ分ける投球でしたが、なぜか初回に6失点。初回でゲームが決まってしまいました。

 相手先発のルーキー伊藤投手は立ち上がりは不安定だったものの、初回に6点もらってからは伸び伸びとした投球。我がベイスターズ打線は打ちあぐんでましたね。NHKで解説していた藤川球児さんによると、カットボールがストレートと同じような軌道でくるので、捉えきれなかったようです。

 ヒットは佐野選手がマルチ。ソト選手、牧選手、田中俊太選手、戸柱選手が1本ずつ。しばらくヒットが出ていなかった選手に出たのはよかったです。あとは櫻井投手がタイムリー。ベイスターズ打線的にはこの1得点だけ。

 試合は12点ビハインドのままおしまい。そういえば、本日はシャッケルフォード投手が初登板。150㎞以上のストレートと140㎞以上のスライダーは威力がありましたね。これも藤川球児さんが言っていたんですけど、あとはクイックができるかどうかですね。それとランナーが溜まったときにカッカしなければいいなあ。

 シャッケルフォード投手が戦力になれば、リリーフ陣はかなり充実しますね。あとは先発陣に頑張ってもらわないと。

■上茶谷投手、メンタル的にも心配になる打たれ方

  本日の上茶谷投手は四死球なしで4連打7被安打で初回6失点。テレビで見た感じだとコースに投げ分けて変化球も低めにきていたのですが、きれいに打たれまくりました。打たれたのはストレートと変化球の半々くらい。ただ、ちょっと気になったのは先頭・近本選手が、ストレートは全く手を出さず、初めて投げられたスライダーをライト前に打ち返していたところ。初回から狙い球を決めきっていたように見えました。もう一点、本日は多分ナックルボールを投げてないですよね。最初からランナーを出しっぱなしだったので、投げる機会もなかったんですけどね。それが単調なピッチングになってしまったのかもしれません。

 なんで打たれたのか素人の私ではよくわからなかったので、もう一度NHK解説の藤川球児さんのお言葉をお借りすると、「手首が立ってなかった」そうですよ。横振りの投球は打者からは見やすいのだそうです。上茶谷投手はスライダー投手なので、曲げよう曲げようとすると横振りになってしまいます。とのこと。

  上茶谷投手は前回登板時は5回まで1失点で、6回にワイルドピッチ含め一挙6失点。いい面もあっただけに、今回登板の思いは強いものがあったでしょう。それが逆効果になってしまったのかもしれません。前回のみならず今回もビッグイニングを作ってしまったので、メンタル的にもダメージは大きいと思います。

 試合後、三浦監督は2軍降格を明言したそうですね。一度、リフレッシュして、コーチに相談できるところは相談して、修正できるところは修正して、しっかりと立ち直ってから、1軍にあがってきてほしいです。

【2021年4月24日阪神戦】

横001000000|1

神62031100× |13

阪神甲子園球場(ビジター)

De1-13阪神

敗戦投手 上茶谷 (0勝3敗0S)