伊藤光と大和の”やきう”力問題

 優勝されるのハマスタで観たくないなあ。

 ■乱打戦になりそうな雰囲気を締めたのは、またも石田投手

【2020年10月28日対広島戦】

 本日の先発はDe坂本、巨人高橋の両投手対決です。本日は両投手ともに荒れ気味でした。3回終わって、8対4。どうなることかと思いましたが、ベイスターズのリリーフ陣が試合をきゅっと締めてくれました。

 4点先制するも追いつかれ、4点差に突き放すも、じりじりと差を縮めてくる巨人。リードは2点。そこで8回表に登板した石田投手が内野ゴロ1つと三振2つというまたも見事なピッチングで、試合の流れを渡さずに、むしろ呼び寄せました。

 8回裏には2点のダメ押し点を獲得し、ゲームセット。巨人戦2連勝をあげられました。

 やっぱりセットアッパーって大事な役割なんですね。

 ■若手選手は見習ってほしい、大和選手と伊藤選手の打席

 本日、私から見ると投手に関しては石田投手がヒーローですが、打のヒーローは伊藤選手と大和選手です。

 伊藤選手は決勝打のタイムリー3ベースを放ちました。3回裏同点、2死2,3塁の場面。次の打者は投手です。伊藤選手は12球粘った上でボールに逆らわずにライト方向へと打球を運びました。当てにいくではなく、しっかりとしたスイング。自分で決めるんだという意志を私は勝手に受け取りましたよ。また、あと1死というところであれだけ粘られると相手投手は嫌でしょうね。

 大和選手は先制とダメ押しの舞台を作ったエンドランの2安打。もちろん、梶谷選手が出塁してこそなんですけどね。特に見てほしいのは、どちらもショートがセカンドベースに入ったところ、空いた三遊間を狙って打っているところですね。無理して流そうとしていないところがいいです。人がいないところに打てばヒットになるんです。

 2選手ともに中堅からベテランに入る”やきう”力のある選手です。試合の流れや自分の役割をよくわかってらっしゃる。若手選手は見習ってほしいと思いました。

 あと、走のヒーローは梶谷選手。レフト前のエンドランで3塁までおとしいれる走塁力。足の速さだけではなく、思い切りの良さを見てほしいです。判断力に長けていらっしゃる。

 ”やきう”における機動力はバントだけではない。”やきう”における走力は盗塁だけではない。これは声を大にして言いたいです。試合の流れのなかで、粘ったり、足で揺さぶったりすることで、相手チームを切り崩していくことも大事な攻撃だと思います。本塁打がなくても、大量点を取ることはできると、本日の試合で証明できたのではないでしょうか。

 

巨013010100|6

横40400002 ×|10

横浜スタジアム(ホーム)

De10-6巨人

勝利投手 伊勢 (3勝0敗0S)