石田健大のセットアッパーとしてのハート問題

 ハマスタで巨人3連戦です。目の前で優勝は見たくないですね。

 ■無死1,2塁のピンチを脱して流れをつかんだ

【2020年10月27日対巨人戦】

 本日の先発はDe大貫、巨人戸郷の2年目投手対決です。どちらも好投していたんですが、戸郷投手は下位打線を甘く見たのがドツボにハマったんじゃないですかね。3回は下位打線が出塁したことで乙坂選手の内野ゴロで先制。5回も下位打線が作ったチャンスをロペス選手がグラスラで中押しします。

 6回表の丸選手の2ランで4点リードから2点リードになってしまい、さらに8回表には平田投手が無死1,2塁のピンチを作ってしまいました。

 ここでマウンドにあがったのは石田投手です。石田投手が三者を凡退に切っておとしたことで、ベイスターズさんに流れが一気に傾きました。

 8回表の先頭、オースティン選手がソロ本塁打を放ち、ルーキー森選手が初打席初安打を決めると、一気に連打でこの回4得点。一気に試合を決めました。

 ピンチを脱した後にはチャンスが必ずくるんですよね。

 ■石田投手の投げ切る力

kajiwaradamono.hatenablog.com

 以前、石田投手は大貫投手が先発だったときにリリ3人目ーフを失敗してるんですね。このとき、私が書いたのは、「緩い球を投げる先発投手の後に緩い変化球を投げる石田投手を当てるのはいかがなものか」みたいな話。本日も変化球中心のピッチングでした。

 無死1,2塁の場面で1人目の丸選手はスライダーを連投。2人目ウィーラー選手には初球ストレートで4球変化球を続けた後に6球目ストレートで空振り三振。3人目の石川選手には3球目だけストレートであとは変化球。ストレートをどのタイミングで投げるかというのが、ポイントになっているようです。

 このうち、丸選手と石川選手は振ってくれた、打ち損じてくれたという要素が強いですが、ウィーラー選手に投じた最後のストレートはフルカウントからのアウトコースぎりぎりの1球。投げ切った感じがありましたね。あの場面でああいう球が投げられるとは、ハートが強い。

 石田投手、こういう球が投げられるんですよ。リリーバーとしての石田投手は1歩1歩、ステップアップしてますね。でも、先発の石田投手も見てみたくなるなあ。悩ましい。

 

巨000002000|2

横00104004 ×|9

横浜スタジアム(ホーム)

De9-2巨人

勝利投手 大貫 (10勝5敗0S)

本塁打 ロペス 9号(5回裏満塁) 、 オースティン 19号(8回裏ソロ)