三浦大輔監督の投手交代タイミング問題

 7連敗中のベイスターズさん。本日は勝てるでしょうか。

  先発は上茶谷投手。立ち上がりに1失点してしまいましたが、その裏に1点返すと2回以降は上々のピッチング。5回までは1-1スコアで緊迫した試合でした。

 しかし6回。先頭1番松原選手をセンター前安打で出すと、3番梶谷選手にも右中間ツーベース。岡本選手を故意四球で1死満塁。亀井選手を三振で2死満塁。ここまでは踏ん張れたのですが、雨が強くなってきたからか、ワイルドピッチで2失点。大城選手を四球で出して、香月選手本塁打でランナーをすべて吐き出し、吉川選手本塁打でこの回計6失点。一気に試合が壊れてしまいました。

 2死まではきていたものの、明らかにこのイニングの上茶谷投手は逆球が多く、これまでのピッチングとは違ったものとなっていました。ワイルドピッチは雨が強くなってきたときの出来事なので、かわいそうっちゃあ、かわいそうなんですけどね。これも雨男・番長の影響なのかしら。とにかく本日も大敗でございました。

■先発出身監督1年目。先発投手は引っ張りたいと思っているんだろうなあ。

  本日の試合は5回までは好ゲーム。6回の1番松原選手の内角ストレートを上手く打たれたところで不穏な空気が流れたような気がします。満塁までランナーを貯めてしまうも2死まではこぎつけます。

 三浦監督は先発投手出身でリリーフ経験なし。どの監督よりも先発投手に信頼を置きたいと思っているような気がします。特に1年目ですしね。先発投手に中盤を踏ん張ってほしいという想いがあるんだろうなあ。早めに代える前監督とは好対照(好?)ですね。

 本日の試合の6回は誰がどう見ても試合の中の潮目であることは誰もがわかっていた。けれども代えるタイミングが難しかったかな。勝負に徹して代えるなら、亀井選手を打ち取ったあたりじゃないかな。三振に取ったものの、ちょっと甘いストレートでしたしね。

 三浦監督はあそこで踏ん張ってほしいと思ったんでしょうね。だから代えなかった。でも試合を取るなら、一回動くべきだったのではないかとも思ってしまう。この辺は結果論なので、なんとも言えないところなんですけどね。それまでがどっちに転ぶかわからない試合展開だったので、見てるこっちも上茶谷投手に踏ん張ってほしかった想いもあるし、代えれば勝てたかもしれないとも思うし。歯がゆいわ。

 ここ数日はこういう試合が非常に多いんですけど、三浦監督はこの投手交代のタイミングを今後どうしていくんでしょうね。早めに代えていくのか。引っ張るのか。先発投手を育てるためには引っ張りたい気持ちもわかるんですけど。とにかく、投手交代のタイミングを考えさせる試合でございました。

 緊迫した試合の6回、7回の攻防は試合を分けますからね。選手を育てる必要もありますが、勝たないと選手は育たないとも思いますね。 

 

【2021年4月17日対巨人戦】

巨100006000|7

横100000100|2

横浜スタジアム(ホーム)

De2-7巨人

敗戦投手 上茶谷 (0勝2敗0S)

本塁打 牧 6号(1回裏ソロ) 、 戸柱 1号(7回裏ソロ) ※Deのみ