連敗をやっと止めることができたベイスターズさん。ここから盛り返すことことができるでしょうか。
■試合が動いたベイスターズさんの謎の配球
【2020年7月24日対広島戦】
本日はDe上茶谷、広島大瀬良が両先発。ベイスターズさんが大瀬良投手がどれだけ打てるかという試合になるかと思いきや、ハマスタ広島戦にありがちのシーソーゲームとなりました。
上茶谷投手は立ち上がり、変化球主体のピッチングで打ち込まれて、毎回のようにランナーを出します。しかし、中盤にストレート主体になってから、4連続三振を奪うなど、見違えるようなピッチング。で、なぜか終盤に変化球主体に戻すと、また失点される。謎の配球でした。ストレートを投げんかい。
ベイスターズ打線はロペス選手の復調で、活発になりました。ロペス選手、ストレートをしっかり打ち返せるようになってきたのがいいですね。全盛期ほどではありませんが、夏場は強い。まだまだ現役で頑張ってほしいです。
試合はパットン投手の変化球が甘かったこともあり、逆転されて2点ビハインドで終盤に。9回は国吉投手が登板し、昨年のようなストレートとカットボール主体のピッチングで無死からランナーを2人出します。しかし、嶺井選手がマウンドに行ってから、フォークを使うようになりました。そしたら、三者をしっかり抑えます。最初っから使えばよかったのに。でも、ピンチを抑えたことで、流れを呼び込んだ。このピッチングは9回裏の劇的場面のフリとなったというわけです。
なんか、ベイスターズバッテリーの配球が試合を混乱させて、劇的場面を生んだような気がしてならないんですけど。
■ハマスタ広島戦は夏の風物詩?
ハマスタの広島戦といえばサヨナラゲーム。2017年は3試合連続サヨナラ。2018年は代打ウィーランドからの倉本選手サヨナラ打。2019年梶谷選手の同点グラスラからのソト選手サヨナラ弾。これはもう、夏の風物詩といっていい。「さよなら夏の日」とは、きっとベイスターズのことです。
9回裏はその空気を感じさせる打順でしたね。先頭は好調柴田選手。その次は、代打で山下選手、そして1番に帰って、梶谷選手、T,A、ロペス選手。
とはいえですよ。この順番で4番の佐野選手が逆転サヨナラ満塁本塁打を打つとは思わないでしょ。たとえ、広島が抑えを欠いているとはいえ。ねえ。
■この試合で勢いづけられるか?
今季のベイスターズさん、勝てる試合を取りこぼすことが多いですね。リリーフ陣が不安定だったり、伊藤光選手の懲罰(?)あたりから不穏な空気が流れたり。自滅しているようなもったいなさがありました。
チームの空気は本日のような劇的な試合で一気に変わることがあります。打撃陣はソト選手だけちょっと不調ですけど、主力では梶谷・ロペス・佐野・柴田といった4選手は好調。リリーフ陣はやや不安定ですけど、先発陣は大方そろってきました。
好調な選手が雰囲気を作って、不調な選手を引き上げてくれればいいなあ。
広101002020|6
横200010015× |9
横浜スタジアム(ホーム)
De9×-6広島
勝利投手 国吉 (1勝1敗0S)
本塁打 ロペス 4号(8回裏ソロ) 、 佐野 3号(9回裏満塁) ※Deのみ