天才・宮崎敏郎の手首を返さないバッティング問題2020

 神宮2戦目です。打線が好調ですね。

   ■大勝だと思ったときが危ない

【2020年10月14日対ヤクルト戦】

 本日の先発はDe坂本、ヤクルト石川のルーキーベテラン左腕投手対決です。坂本投手は制球に苦しみながらも緩い変化球でヤクルト打線を翻弄しました。5回1失点1被本塁打3被安打。これだけ見ればほぼ完ぺきなんですけど、5回で101球はちょっと球数多すぎですね。制球は今後の課題じゃないでしょうか。

 打線は2巡目でしっかりと石川投手を捉えられました。チーム連続マルチ本塁打の記録は途絶えましたが、連打が決まって6回時点で8点リード。このまま大勝するのかなと思ったら、リリーフ陣が8回に5失点してしまいました。

 大勝しそうなゲームは危ないですね。心に緩みが出るのでしょうか。しかし、三嶋投手がヤクルトの勢いをしっかり消火しました。クローザーが板についてきました。

 ■宮崎選手、手首を返さない右方向へのヒットが減ってない?いや…

 本日の大量点の核となったのは宮崎選手です。3安打3打点の大活躍でした。

 宮崎選手というと、広角に打てるヒットメーカー。3年くらい前から長打も量産するようになり、リーグを代表する打者となりました。

 昨季は前半に不調になってしまいましたが、今季は通年で好調を維持し打率3割をキープしています。

 スイングする際には軸足を1本脚にしつつ、腰から下の下半身の始動を早めにしながら、上半身は球種によってタイミングを合わせながら振りぬく。常人ではできないバッティングスタイルです。

 

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 宮崎選手はここで「ショートゴロを打っているときは調子が悪い」という意の発言をしています。引っ張り切れず、流しきれず、詰まってショートゴロになってしまう。2016~2018ころは、この手のボールを手首を返さずにセンターから右方向に返すバッティングをすることが多かったように見えましたが、最近はあまり見られませんね。

 でも、本日、よく見ると手首を返さないバッティングをしてたんですよ。3回表の宮崎選手のセンター前のタイムリーヒット。これ、宮崎選手はしっかりと振り切っているのですけど、手首は返してないんですよね。

 ああ、やっぱりすげえなあと思うわけです。

 私みたいなド素人がブログで「宮崎敏郎」という素材に手を出してはいけないのはわかっている。だって天才すぎるんだもん。なんですごいのか、わからないくらい巧いんだ。でも、言いたい。宮崎敏郎ってすごいんだよっていうことは、ときどき言っていきたいとは思っています。はい。

 

横103014000|9

ヤ000010050|6

明治神宮野球場(ビジター)

De9-6ヤクルト

勝利投手 坂本 (4勝1敗0S)

セーブ 三嶋 (1勝1敗14S)

本塁打 佐野 18号(5回表ソロ)※Deのみ