梶谷隆幸の手首を返さないバッティング問題

 神宮ヤクルト戦初戦を取りました。ひとつずつひとつずつ。

 ■連敗中のヤクルトの気迫に軍配

【2020年9月16日対ヤクルト戦】

 本日はDe上茶谷、ヤクルト歳内の右腕先発投手対決です。歳内投手はプロ復帰初登板。シーズン序盤に不調だった上茶谷投手も、後半戦に向けて巻き返しを図らなければならない登板です。

 上茶谷投手は立ち上がりから好投を続けます。村上選手に一発を喰らいますが、しっかり低めに投げ込んだ変化球だったので、これは相手が一枚上手だった。ほかは文句のないピッチングです。

 打線は相手の好守備に阻まれることが多く、ヒットを打ってもなかなか点につながらない。しかし、5回表には上茶谷投手のヒットを皮切りに連打が決まり、逆転。投手のヒットは点につながりやすいですね。ただ、6回以降は相手リリーフから1本もヒットが出なかった。

 上茶谷投手は6回を投げ切って、1失点で降板しました。7回裏の先頭打者が左の村上選手だったということからエスコバー投手がリリーフにあがりましたが、連打を浴びる誤算。投手交代は流れが変わりやすいですね。

 結果、連敗を止めたかったヤクルトさんの逆転勝ち。気迫負けしてしまった感じがありました。

■バージョンアップした梶谷選手のバッティング
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 チーム状態はいいとは言い切れない中、梶谷選手が好調です。好調というか、バージョンアップしていると言った方がいいかもしれません。

 今季の梶谷選手は、追い込まれるまでは狙い球を絞ってフルスイングをしていきますが、追い込まれてからは当てにいきつつ、粘りながら出塁を狙いに行くバッティングをしています。

 追い込まれてからのバッティングもさまざまな対応を見せています。

 本日の初回、先頭打者の梶谷選手は追い込まれながらも、歳内投手のフォークを食らいついてセンター前に運んでいきます。このとき、手首を返さなかったんですよね。変化球なので多分、振り切ってしまうと、セカンドゴロになってしまう。こういう技ありバッティングを梶谷選手が見せたことがあるでしょうか。私は記憶にありませんね。あったかな?

 こういうバッティングを梶谷選手が続けていけば、規定打席打率3割は現実味を帯びていきます。もしかしたらトリプルスリーもあるかもしれません。ちょっと試合数が少ないのが問題だなあ。でも、それよりもですよ…

 梶谷選手、FAで出ていかないでほしいなあ。

横000020000|2

ヤ00010020× |3

明治神宮野球場(ビジター)

De2-3ヤクルト

敗戦投手 エスコバー (0勝3敗0S)