ヤクルト戦初戦を落としてしまいました。立て直して、また連勝を作っていきたいですね。
■エースと4番とリリーフで勝てた試合
【2020年8月8日対ヤクルト戦】
本日はDe今永、ヤクルト石川のエース対決です。初回、今永投手は要求通りのインハイストレートを村上選手にライトスタンドへと運ばれる2ランを被弾してしまいます。しかし、これがいい薬になったのか、2回以降は好投。村上選手の次打席には、本塁打を打たれたインハイストレートを初球に投じてライトフライに打ち取るなど、味な配球をしていました。
打線は本塁打とタイムリーで徐々に点差を詰めていって逆転。猛打賞の神里選手とロペス選手が出塁し、佐野選手と宮崎選手で返すという理想的な点の取り方をしていました。7回表の時点で3点のリードを広げます。
しかし、本日の神宮球場はなんだか逆転されそうな空気が流れてましたね。16試合連続無失点中の石田投手が2失点。ヤクルトリリーフ陣にもきっちり抑えられて9回に。抑えの三嶋投手が1死から出塁されて、坂口選手を中フライにきってとるも、上位打線にまわっていく。1点リードで予断を許さない状況で、なんと三嶋選手は剛速球の牽制でランナーを刺したのです。なんとか勝てた…
最後までどうなるかわからない面白い試合でした。最終的にはエースと4番とリリーフで勝てた試合だったように思います。リリーフがしっかりしていて、軽打でつないでくるヤクルトも強いですが、ベイスターズの地肩の強さを見せてくれた試合だったように感じました。
また、勝負に出た試合でしたね。リードをしているにも関わらず、9連戦の最中にも関わらず、リリーフ6人も投入しています。本当に勝ててよかった。
■12球粘ってフルカウントから放った本塁打
本日のヒーローはなんといっても佐野選手です。3回表に放った同点タイムリーと5回表に放った逆転2ランで計3打点。特にツーランの場面は12球粘った後にバックスクリーンへと運んでますからね。しかもエースから。相手チームから見たら嫌ですね。
佐野選手ね。今季4番になって、日を追うごとにすごい打者になっていきますね。シーズン序盤は”つなぎの4番”って言われていましたけど、今や”いやらしい4番”ですね。
”つなぎの4番”ってあまりいい響きではないですけど、つなげてれば充分じゃないかって思ってましたよ。98年のマシンガン打線のときの4番ローズ選手でも本塁打は19本でした。ランナーを貯めている状態で次を打つ宮崎選手につないだ方が、相手投手は嫌じゃないですかね。
佐野選手って筒香選手のように一発できれいに試合を決めるという打者ではなく、インコースをしぶとくライト前へ、アウトコースを長打に、そして厳しいボールはカットしていくという、本当にいやらしい打者。ここまで活躍するとは思いもしませんでしたけど、まだまだ成長しそうな雰囲気がありますね。楽しみ。本塁打よりも打点を稼げる打者になってもらいたいな。
横011020100|5
ヤ200000020|4
明治神宮野球場(ビジター)
De2-8ヤクルト
勝利投手 今永 (5勝2敗0S)
セーブ 三嶋 (0勝1敗5S)
本塁打 中井 2号(2回表ソロ) 、 佐野 7号(5回表2ラン)※Deのみ