連勝をどれだけ伸ばせるか。一つでも上の順位にいきたいところですね。
■中盤に打線が沈黙していた時点で、流れを渡し始めていた
【2020年7月26日対広島戦】
本日はDe平良、広島遠藤の先発対決です。平良投手は立ち上がり、出塁を許してはいるものの、なんとか抑えていきます。すると2回裏、ベイスターズ打線が松山選手のエラーからの出塁を皮切りに5得点。この勢いが平良投手を後押しし、低めに丁寧に突くいつもの投球で相手打線を0行進で抑えていきます。
ベイスターズ打線は5回裏にオースティン選手の中押しソロ本塁打で広島を突き放します。しかし6回から8回まで、ソト選手の四球出塁以外は完全に沈黙。広島リリーフ陣に抑えられます。
この時点では6-0で余裕のあるリード。試合の流れは広島リリーフ陣の好投によって、動きが見られます。
風雲急を告げたのは8回表。完封ペースで好投を続けていた平良投手が急に崩れ始めます。制球が甘くなって連打を喰らい、1失点。石田投手につなぎ、犠飛で2失点。パットン投手登板後も連打を喰らって計5失点。一気に詰め寄られます。
9回表はヤマヤス投手が登板するも、グランドスラムを含む5失点。6点差リードが4点差ビハインドになっちゃうという。ベイスターズさんからしたら地獄のような展開となりました。
もう一度確認すると、5回裏のオースティン選手の本塁打はソロ。3回表も4回表も三者凡退で終わっている。要は、3回以降、打線はほぼ沈黙だったわけです。試合の流れは早い段階から見えないところで動き始めていたのではないかと思うのです。
とはいえですよ。とはいえ…
■6点差を守れないリリーフってどうよ
って話ですよ。
今季、リリーフ陣に困っているチームが多いのは確かです。コロナ禍で公式戦に入る前の練習試合も9試合程度。そのなかでリリーフ陣がどれだけ登板できたか。いつ公式戦に入ることになるかわからないなかで、どう準備できたのか。難しい面はあったと思います。
それでも、優勝するには、信頼できるセットアッパーと抑えが必要です。今のままでは、パットン投手とヤマヤス投手は厳しいかもしれない。
パットン投手はいいときと悪い時の差がありますね。悪い時は本日のように球が甘くなる。いいときは、どの球もキレッキレ。また、ランナーを出した時と出していないときのピッチングにも大きな差がある。
ヤマヤス投手は今季、ツーシームを見極められることが多い。ストレートの制球もアバウト。四球でランナーを出すのが当たり前。打ち損じ待ちみたいな投球になりつつある。
2人には今までの実績がありますけども、今季に限っては配球や配置転換、もろもろ考え直した方がいいのかもしれないですね。
広000000055|10
横050010000 |6
横浜スタジアム(ホーム)
De6-10広島
敗戦投手 山﨑 (0勝3敗6S)
本塁打 梶谷 6号(2回裏3ラン) 、 オースティン 4号(5回裏ソロ) ※Deのみ