球場で見るには最高の試合でしたよ。
先制されてから同点に追いつくも3点差に広げられ、1点ずつ追い上げて、1点差の9回表、1死とられてから桑原選手2塁打、代打・中川選手の2塁打で同点。延長10回表に筒香選手の本塁打で逆転勝ちとなりました。
レフトスタンドからは筒香選手の本塁打は全く見えませんでした。ヤクルトの右翼手・雄平選手の足が完全に止まっていたため、「ファールかな」と思いました。レフトスタンドのベイスターズファンは皆、そう思ったのではないでしょうか。私のようにボールを見失った人もいたかと思います。ボールが宙を舞っている間、レフトスタンドは静寂に包まれていました。多分、あのボールは星になったのではないか。星の王子様になったのかもしれません。大切なものは総じて目に見えないものです。何を言っているのでしょうか。本塁打だとわかったときのレフトスタンドはもちろん、大盛り上がりとなりました。
筒香選手の一発で決まった試合というと、この試合も忘れられません。
タイトルは石川選手ですが、試合を決めたのは筒香選手です。
私はこの印象が強いので、「もしかしたら…」と思ったのですが、まさかまさかで本当に決めてくれました。今季は早い時期でストレートをレフトスタンドへ運ぶ本塁打を打ってくれましたし、2016年以上の活躍をしてくれるのではないかと思っています。もちろん、”欲しいところで打ってくれる筒香選手”として。
終わりよければ全てよし。本塁打で決まる試合って、それまでのことをみんな忘れてしまいますね。
本日に関しては、嶺井選手のパスボールや大和選手の牽制死などミスが多い試合だったんですよね。先発・バリオス投手が荒れ気味だったので最初はどうなることかと思いました。先発投手がリズムに乗れないと、野手もペースがつかめなくなるのでしょうか。しかし、ヤクルト・石川投手も好調というわけではなかったようなので、殴り合いに持ち込むことができました。
勝因はもう一点、三嶋投手がロングリリーフ3回無安打無失点に抑えてくれたことですかね。レフトスタンドからはピッチング内容を把握することができませんでしたが、インコースをがっつり攻めていたみたいですね。ルーキー時のオラオラピッチングが戻ってきたのではないでしょうか。
あと、中川選手の同点打も大きかった。言い方が悪いかもしれませんが、脇役による日替わりヒーローが続くシーズンって優勝しやすいっていうジンクスがありますよね。この調子で、勝ち続けてほしい…だよー。
4月21日 明治神宮野球場(ビジター)
De6-5ヤクルト
勝利投手 パットン(1勝0敗0S)
セーブ 山崎(0勝0敗8S)