翌朝のスポーツ紙にはそんな見出しがあがるのではないでしょうか。
本日の先発は京山投手。ストレートが高めに抜けることはありましたが、左打者のアウトコースに放ったチェンジアップがよかったですね。特に田中、丸、松山の3選手と左の強打者が多いカープ打線に対しては有効的だったように思えました。
先制は大和選手四球からの筒香選手2ラン本塁打。インコース低めのストレートだったでしょうか。ちょっとシュート回転をして落ちたようなボールに見えました。
追加点も筒香選手の本塁打でした。ヒット→エンドラン→盗塁→3ランというベイスターズファンでも口をあんぐりと開いてしまうような見事な攻撃を見せてしまったのでありました。このときはスライダー系の低めの落ちる球に見えましたけど、スポナビさんの一球速報だとシュートって書いてありましたね。スポナビさんはなんでもシュートにしちゃう癖がありますよねー。そだねー。
上記エントリーは昨年の4月のころのものですが、高めのストレートには今年もやられてます。
本日の試合で9回表1死満塁で迎えた場面でも高めのストレートに釣られてダブルプレー。前回カードの阪神戦ではマテオ、ドリスの両投手にストレートのインズバをやられて見逃し三振を喫していました。
2010年―1.000 2011年ー.000 2012年―.143 2013年―なし
2014年ー.182 2015年―.125 2016年―.150 2017年―.233
以上のデータは別冊カドカワに掲載されていた筒香選手の150キロ以上のボールに対する打撃成績です。同じ特集で中畑元監督は「監督になった当初、筒香は速い球に差し込まれることがあった」と指摘しています。元からストレートは弱かったんですね。
対して、筒香選手はステップを摺り足にするなどして、ストレートに対応してきましたが、今年はまた打撃フォームを変えました。
突っ立ってバットを持ったようなフォームからスイングに入るフォーム。昔のベイスターズでいうと多村選手に似ていますね。威圧感のあるフォームだとは思いましたが、シーズンに入るとなかなか調子が上がりませんでした。
だって、初動が遅れるんだもん。速いストレートに対応できないんだもん。
試合を重ねるにつれて、突っ立ったフォームから、徐々に膝を曲げるフォームに変わってきましたね。昨年のフォームに戻ってきました。本日の2打席連続本塁打はこのフォーム調整が実を結んだのだと思います。
ただ、高めのストレートに対応できるかどうか。まだ疑問が残りますね。高めの速いストレートに対応できるようになったときが、本物の筒香選手。正しい筒香選手。事実上の筒香選手になるのだと思います。
それでも、筒香選手にやっと1発が出て、よかった…だよー。
4月8日 マツダスタジアム(ビジター)
De5-3広島
勝利投手 京山 (2勝0敗0S)
セーブ 山崎(0勝0敗3S)