宮敏郎へ伝えたい…「プーさん、ゴロはダメよ」問題

7月22日 横浜スタジアム(ホーム)

De1-3巨人

敗戦投手 飯塚 (0勝2敗0S)

 負けた…だよー。

 失点は初回の村田選手の3ランのみ。相手先発投手は菅野投手ですから、一球、ワンプレーが勝負を分けますね。3点のうち1人のランナーは山下ムシ選手の記録はヒットだけどエラーによる出塁。フライがあがって、自分で手をあげながら、お見合いしちゃう。村田選手の3ランはアウトコース高めの変化球。浜風に乗せてライトスタンドへ。村田選手の横浜時代によく見た本塁打でした。投げちゃいけないところに投げちゃいましたね。

 ベイスターズに訪れたチャンスは初回と最終回。特に初回。初回のチャンスをモノにできれば犠牲フライの1点でもとれれば、また試合展開は変わったように思えました。

 初回は1アウト満塁で宮崎選手の打席。初球のど真ん中のストレートに手を出してショートゴロ。ゲッツー。無得点。残念な結果でした。

 宮崎選手は前日の試合でも3併殺。前のロペス選手が調子いいだけに残念感が割り増しされてしまいます。

 そういえばOBTVで中根兄さんが「プーさん、ゴロはダメよ」とつぶやいた場面を何度か見たことがあるような気がします。宮崎選手のバッティングの課題はゴロなんじゃないですかね。

 宮崎選手は基本的に中距離ヒッター。前にも書きましたが、内角の捌きと流し打ちが巧い。でも、ゴロアウトが多いんですよね(2016年ゴロアウト108、フライアウト53)。あれはなんだろうなと思うわけです。

 基本的に、宮崎選手のバッティングって変態的で、ド素人の私がどうこねくり回して考えても「やっぱりわかんねー」って感じになりそうなんですけど、ヒントはタイミングの取り方にありそうな気がするんですよね。

 ミートポイントは多分後ろの方ですよね。インコースの球、結構引き付けてから打ちますもんね。いや、そうでもないかな。外の変化球を前で捌きつつ、手首を返さずにセンター前に持っていくようなヒットもありますしね。ボールによってミートポイントを打ち分けているような気がします。

 前に、誰か忘れましたけど、解説者の人が山田哲人選手のことを「反応で打っている」と話していたことを思い出しました。それに近いんじゃないですかね。動物的感覚でタイミングをとる打者なのではないかなと。ゴロになってしまうのはタイミングを間違えたんじゃないですかね。特に、前日の田口投手と本日の菅野投手はストレートのキレがいい投手。小さく変化するストレートも持ち球にしていたりとタイミングがつかみにくいんじゃないですかね。

 宮崎選手がゴロの多いのは、コンマレベルの繊細なタイミングのズレなんですよ、きっと。違うかな。だから、結局、Abemaやニコ生の放送を前にしたド素人の僕たちが唯一言えることは「プーさん、ゴロはダメよ」しかないのではないでしょうか。プーさん、頼む…だよー。