戸柱恭孝は2番手捕手のスペシャリスト?問題

 本日からは、ハマスタ中日戦です。

 先発は大貫投手。コースにはボールがきていても、ややボールが高いかなあという印象でした。また、右打者のインコースを突いても詰まらせきれないというのも厳しいかなあ。毎回のようにランナーを出して、4回2/3、2失点で降板です。

 打線は相手先発の高橋投手の立ち上がりをバントを絡めつつ攻めて先制。試合はシーソーゲームとなりましたが、戸柱選手のタイムリーがダメ押しとなって勝ちきりました。

 2点リードを守り切る”やきう”でした。多分、番長監督が目指したい”やきう”ってこういう感じの試合なんじゃないですかね。今回の中日戦では勝ち切れましたが、他のチームでこういう展開に持ち込めるか。リリーフや守備も含めてきっちりと守り切って勝ちきれるか。シーズンも終盤戦にさしかかっていますが、拾える試合は確実に拾っていってほしいなと思います。

■出場機会が減っている戸柱選手

 山本選手が台頭し、むしろ日本を代表する捕手と言われるまでになっております。そんななか、2番手捕手の争いは熾烈となっています。素材逸品、育成段階の松尾選手やベテラン伊藤光選手などが並ぶなか、戸柱選手は2軍落ちもなく、1軍でも出場機会が減っている状態です。

 本日は久々のスタメンマスク。守備面では大貫投手や中川颯投手の抜けたボールもしっかりキャッチ、バッティング面では2打点付きの猛打賞と大活躍でした。なかなか決めきれない今のベイスターズ打線の中で、すっと1本を出してくれたのは試合の中でのポイントとしても大きかったなと思いました。

 ベンチを温める機会が増えている戸柱選手。なかなかモチベーションを維持するのも難しいのではないかと思います。2番手捕手のスペシャリストを目指すとか、まあ、なんでもいいんですけど、出場機会が与えられたときには自身のパフォーマンスを充分に発揮してくれたらいいなあと思います。

 

【2024年8月20日対中日戦

中011000000|2

横20100010× |4

横浜スタジアム(ホーム)

De4-2中日

勝利投手   中川颯 (3勝0敗0S)

セーブ  森原 (2勝5敗21S)