中川虎大の持ち球の使い方問題

 首位と2.5差で後半戦に入ります。早速、首位巨人との3連戦。どれだけ差を縮めることができるのか。それとも離されてしまうのか。いきなり大事なカードです。

 先発はジャクソン投手。前回は熱中症のような形で途中降板となったジャクソン投手ですが、序盤は強いストレートと横滑りするようなスライダーを効果的に使っていきます。中盤以降はにもチェンジアップやナックルカーブなども利用しつつ相手打線を打ち取っていきました。3回表に自陣のミスから、6回表は大城選手にうまく打たれて2失点を喫してしまいますが、7回を投げきります。ただ、8回表に先頭からランナーを2人出してしまって降板となりました。

 打線は2回裏に梶原選手のタイムリー、5回裏には牧選手のソロ弾と着実に得点を挙げていきますが、試合はシーソーゲーム。同点のまま、試合終盤に突入しますが、8回表に登板した中川虎大投手が、3失点してしまいます。

 大ピンチの中、フォークの連投で2人は抑えた中川虎大投手でしたが、岸田選手にストレートを狙われてしまいました。途中からフォークの落ちが悪くなったのに気付かれましたかね。続く左の泉口選手にはアウトローのフォークをうまく当てられてタイムリー。これが決め手となってしまいました。

 中川投手はもう一つの持ち球のナックルカーブを一度も使わなかったですね。ランナー3塁にいるので、使いづらい面もあったかもしれませんが、相手打者を惑わすために一度は使ってほしかったなあと思いました。3人で打ち取っていれば、ヒーローだったところでした。

 これで首位巨人と3.5ゲーム。大事な直接対決なので、なんとか上位とすがりつきながら、夏場を超えていってほしいですね。

 

【2024年7月26日対巨人戦

巨001001030|5

横010010000|2

横浜スタジアム(ホーム)

De2-5巨人

敗戦投手 ジャクソン (4勝6敗0S)

本塁打 牧 15号(5回裏ソロ)