佐々木千隼の投球術問題

 本日からは名古屋で中日3連戦です。

 先発はジャクソン投手。速いストレートとブレーキの効いた変化球でしっかりとコースを投げ分け、中日打線を沈黙させます。ところどころ抜け球があったのがややもったいないように感じましたが、97球7回1失点の好投でした。

 打線は相手先発の髙橋宏斗投手に1巡目は沈黙。2巡目にコツをつかんだのか一気に打ち出します。牧選手はブレーキとなってしまいましたが、度会選手、佐野選手、宮﨑選手がマルチ安打と好調。本日スタメンに入った京田選手は猛打賞2打点1本塁打の大活躍でした。髙橋投手は味方のバント処理失敗から崩れてしまいましたね。

 4点差をもぎとり、8回9回は佐々木千隼投手がしっかりと抑えきって完勝となりました。

■ストレートは速くないもののしっかりとまとめてくる佐々木千隼投手

 前日の延長戦でリリーフ陣をつぎ込んだベイスターズさんにとっては、本日の4点差試合の残り2イニングをしっかり食ってくれた佐々木投手は非常にありがたい存在となったのではないでしょうか。

 大学時代は150km超のスピードボールを操る佐々木投手ですが、プロ入りしてからは140km前後にとどまります。本日もそのストレートと120km弱のスライダーで相手打者を翻弄させました。また、150km前後のスピードボールを投げ込むジャクソン投手の後に佐々木投手の登板となったので、中日打線としてもタイミングが合わなかったということもあったのではないかと思いました。

 それにしても肩の力を抜いたタイミングを外す投球術はさすがでしたね。今季、現役ドラフトでベイスターズに入団。年齢的にも中堅からベテランにさしかかる立場となっていますが、今後も、大事な場面でマウンドを任されることが増えそうな気がしました。

 

【2024年6月28日対中日戦

横000130100|5

中000000100|1

横浜スタジアム(ホーム)

De5-1中日

勝利投手 ジャクソン (4勝5敗0S)

本塁打 京田 1号(7回表ソロ)