アンソニー・ケイとアンドレ・ジャクソンの精度問題

 前夜の度会選手のグラスラの興奮冷めやらぬまま、ハマスタ巨人戦2戦目です。

 先発はケイ投手。これまでのシーズンでの登板の中で一番よかったかもしれません。キレのある球質はそのままに、ある程度ゾーン内で勝負できていたように感じました。結果は7回2失点。2回表だけ、ちょっと不用意にストライクを取りに行きましたかね。

 打線は相手先発の横川投手を打ち崩せず。中盤以降はリリーフでつながれました。ランナーは出していたのですが、なかなかもう1本が出ませんでした。得点は宮﨑選手のソロ弾の1本のみ。攻めあぐねたという感じの敗戦でしたね。

■球質以外のところでレベルアップしてほしいケイ投手とジャクソン投手

 本日の先発、ケイ投手は2回表にちょっぴりイライラしてましたね。多分、自分自身に向けてということだったと思うんです。反省点が自分でわかっていたということじゃないですかね。

 新外国人投手のケイ投手。ジャクソン投手もそうなんですが、2人とも球質がよくて、オープン戦ではさくっと抑えきっていた姿が印象的でした。しかし、シーズンに入るとそこまで思うような投球ができずに伸び悩んでいるように見えます。

 やはりシーズンに入ると、オープン戦と違って相手打者のアプローチが変わってきていて、ボール球は手を出さず、狙い球を絞ってくる。そうなると低めの変化球も手を出してくれなくなって、ボール先行となってしまい、攻めづらくなる。こんな場面が多く見られるようになってきました。

 海外と比べると日本の方が投高打低傾向が強く、ワンプレイに対する考え方も大きく違うと思うんですよね。どうしても1試合で投手にかかる比重が高くなる。

 両投手ともいい球を持っているので、これを日本流にいかに使えるようになるか、精度をいかに高められるか、ここが両投手が日本で活躍できるかの分岐点になると思うんです。印象論ですけど、両投手とも真面目そうなので、なんとか、今立ちはだかっている壁を研究しながら突き破れるんじゃないかな。さらなる活躍をしてほしいなと思っています。

 

【2024年4月27対巨人戦

巨020000000|2

横000000100|1

横浜スタジアム(ホーム)

De1-2巨人

敗戦投手  ケイ (1勝2敗0S)

本塁打 宮﨑 2号(7回裏ソロ)