本日から神宮ヤクルト3連戦です。勘なんですが、このカードは今季前半戦のベイスターズさんの立場を占う分水嶺になるような気がします。
本日の神宮球場はホーム向きの強い風でかなり寒かったです。先発の東投手はリズムに乗り切れなかった感じがありました。コントロールもばらつきがあって、相手のタイミングをなんとかはずそうと苦労しているように見えましたね。それでもなんとか試合を作っていたのはさすがだなあとも思いました。
試合は先制して逃げ切りを計るも、シーソーゲームに持ち込まれました。痛かったのは6回裏。オスナ選手に本塁打を打たれて1点差に。その後、ショート正面への強い当たりを石上選手がアウトにできず、セカンド後方へのフライを牧選手がポロリ。それでも東投手が踏ん張るも、内野ゴロ間の1点で同点にされました。
そして8回裏に村上選手からソロ弾が飛び出し、これが決勝打となってしまいました。4番打者の働きに差が出た試合のように見えましたね。
攻撃面では追加点や逆転に向け、スコアリングポジションにランナーを進めてはいるものの、あと一本が出ず。当たりは悪くなかったけど、相手守備に阻まれて勝利にはつながりませんでした。”流れ”が悪いですね。先発投手が早い回に崩れるという勝負にもならない試合が続いていたせいか、勝ち方を忘れてしまっているように見えます。こりゃ、しばらく厳しそうだぞ。
■今は牧秀悟のチーム
本日の試合と似たような展開が過去にもあったなあと振り返って、思い出したのが2016年7月19日の試合。試合終盤に同点で4番のソロ弾で決めた試合。あのとき、試合を決めたのは筒香選手。本日試合を決められたのは村上選手でした。なんか村上選手に打たれそうな気がしたんだよなあ。これも勘なんですけどね。
ある種の4番打者って、そういう星の下で生まれてきたんじゃないかって思うことがあるんですよ。決めてほしいところで決めるんですよねえ。村上選手とか、かつての筒香選手はそういう選手だと思うんですよね。
ところでですが。昨日、筒香選手の復帰会見が行われました。ファンはあのときの、本塁打を打ったいいときの筒香選手の残像が残ってますけど、じゃあ、アメリカやきうに何年か染まって、シーズン途中からNPBで活躍できるかというとそう簡単ではないと思うんです。
それでも、筒香選手は厳しくチームを見守れるような選手だと思うんで、ベンチにいるだけでも雰囲気をがらりと変えてくれるような気がするんですよね。そういう面で期待したいなあ。
ただ、今のベイスターズさんは牧選手のチーム。チームをまとめるのは牧選手の役割で、勝負を分ける場面で一打で決めなければならないのも牧選手。守備面でも攻撃面でも、皆が牧選手を見てますから。これまで以上のものを求められると思いますが、なんとか応えていってほしいなと思います。
【2024年4月16日対ヤクルト戦】
横002010000|3
ヤ00101101×|4
明治神宮野球場(ビジター)
De3-4ヤクルト
敗戦投手 伊勢 (0勝1敗0S)