押しも押されもせぬ4番打者牧秀悟の進化問題

 甲子園阪神戦初戦を取って2戦目です。

 先発はバウアー投手。本日はコントロールがやや荒めでした。アクシデントなのかケガなのかちょっとまだわかりませんが、緊急降板で3回を投げて1失点。急遽マウンドに上がった上茶谷投手がロングイニングを好投します。

 試合は先制されるも、4回表に併殺間の1点で同点に。さらには6回表に牧選手の3ランで突き放します。6回裏にサトテル選手のタイムリーで点差を詰められますが、ヤマヤスーウェンデルケンー森原の3投手による必勝リレーで逃げ切り勝ち。阪神戦を連勝で終えました。

■安定感すら感じさせる4番牧選手

 本日は牧選手の一発で試合が決まりました。前日に引き続き2日連続決勝本塁打となりました。いつの間にか打率は3割近くまで迫り、打点は85でリーグトップ。本塁打も24でリーグ2位までつけています。

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 7月の成績は2割5分程度でしたが、8月は3割5分。かなり調子を上げてきました。宮﨑選手なきベイスターズ打線を引っ張る4番として数多くの勝利に貢献しています。

 本日放った本塁打はファーストストライクとなった真ん中低めのストレート。鋭い打球が右中間スタンドへ飛んでいきました。

 悪い時は高めのストレートに手を出してポップフライをあげることが多かった牧選手ですが、最近では無駄な力が入らずにしっかりとスイングしているように見えます。弱点が減ってきて、相手バッテリーも投げるボールに困っているのではないでしょうか。

 押しも押されもせぬ4番打者となった牧選手。その明るい性格で、長く活躍できる選手となってほしいですね。

 

【2023年8月30日阪神

横000103000|4

神010001000|2

阪神甲子園球場(ビジター)

De4-2阪神

勝利投手 上茶谷 (3勝2敗0S)

セーブ 森原 (2勝1敗11S)

本塁打 牧 24号(6回表3ラン)※Deのみ