肩の力が抜けた抑え・森原康平問題

 本日からは東京ドーム巨人戦です。

 先発は東投手。立ち上がりからしばらくはコントロールが荒めかなあと思っていましたが、中盤からは低めに丁寧に投げていった印象を受けました。ストレートも変化球もキレがよかったですね。相手先発の横川投手も緩急をつけたピッチングで、試合は投手戦の様相を呈していきます。

 試合は1点ビハインドの中、7回表にソト選手が同点タイムリーを放つも、好投していた東投手が8回裏に長野選手に勝ち越しソロ本塁打を打たれてしまいます。

 しかし、巨人さんが抑えの中川投手を投入した9回表に1死から宮﨑選手がヒットで出塁すると、牧選手が初球ストレートをレフトスタンドへ一閃。一気に逆転をします。さらに大田選手にもソロ本塁打が飛び出して鮮やかな逆転勝ちです。中日3連勝の勢いを止めずに巨人戦初戦も取ることができました。

■テンポ良く投げ込む抑えの森原投手

 鮮やかな逆転本塁打が飛び出した後の9回裏。マウンドに上がったのはベイスターズの抑えの切り札・森原投手です。球場内の興奮が覚めやらぬ空気の中での登板。森原投手は2死をとるも1,2塁のピンチを作り、前打席で本塁打を放った長野選手を打席に迎えます。

 森原投手は150km前後のストレートを2球投げ込み、長野選手をファールフライに打ち取りました。

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 今回は2点リードでのマウンドなので、あまりランナーを気にしないでもいい場面。とはいえ、一打サヨナラというところで、森原投手は肩の力が抜けて、テンポ良く鋭いストレートを投げ込んでいました。

 ヤマヤス投手はクイックで投げたり、間を使って投げたりと工夫がありますが、森原投手は自分の間で投げていきますね。どちらがよいのかはそのときどきによるのだろうと思いますが、森原投手の方が慌てずに落ち着いて投げている印象を受けますね。ランナーを出してもさらりと抑えきる感じ。見ていて安心できますね。

 今度は1点差無死ランナー1塁でどんなピッチングを見せてくれるのか見てみたい気がします。どれくらいランナーを気にするのか。クイックでどれだけの出力を出せるピッチングを見せられるのか。いや、そういうピンチの場面は見ない方がいいか。三者凡退でさくっと抑えてくれた方がいいか。とにかく、次回登板もニコニコ投球を期待しています。

 

【2023年8月11対巨人戦】

横000000103|4

巨000010010|2  

東京ドーム(ビジター)

De4-2巨人

勝利投手 東 (9勝2敗0S)
セーブ 森原 (2勝0敗5S)

本塁打  牧 19号(9回表2ラン) 大田 3号(9回表ソロ)※Deのみ