エドウィン・エスコバーのインローストレート問題

 広島戦1勝1分け。なるべくなら勝ち越してから名古屋に乗り込みたいですね。

  先発は上茶谷投手。立ち上がりは変化球で引っかけさせる、打たせて取るピッチングでした。しかし、2回裏には失投で2ランを打たれ、3回裏にはランナーをためて内野ゴロで1失点。5回3失点という結果で降板しました。

 打線は桑原選手の3ランの3点のみ。”のみ”といっていいのか”3点も取れた”といっていいのかわかりませんが、ランナーが出てもタイムリーが出ませんね。本日の試合は先頭打者がなかなか出塁できなかったのが痛かったですね。

 試合は3-3の同点のまま終盤に進みましたが、8回裏にエスコバー投手が長野選手に2ランを打たれて敗退。9回表には広島抑えの栗林投手を投入されましたが、ちょっと打てませんね。ストレート、カーブ、スライダー、フォーク。どれもいい球でした。楠本選手はよくヒットを打ちました。いい試合でしたが完敗です。

インコース真ん中から高めは手が出づらいが、インローは手が出やすい

 本日のクライマックスは長野選手に投じたエスコバー投手のインローのストレート。2死2塁の初球でしたね。捕手・伊藤光選手が要求したのはインコース真ん中あたり。投じたのは指に引っかかって低めに入ったストレートでした。

 あれ、インコース真ん中かインハイに入っていたら、詰まっていたと思うんです。長野選手はストレートにタイミングを合わせて、インローに入ったところ、バットに当たったところがちょうど真芯でした。

 打者にとってはインコースって打つのが難しいはずなのですけど、逆に低めに入っちゃうとバットが出やすいし、少々遅れてもバットに当たりやすい。高めだもっと遅れてバットが出る。

 エスコバー投手は制球が荒いですが、逆にそれが長所でもあるんですよね。あの場面であそこに投げてしまったのは、もうしょうがないというか。まぐれ当たりといったら失礼か。

 とりあえず、広島3連戦は全部いい試合でした。本日の試合もエスコバー投手が打たれたならしょうがない。こういういい試合を続けていれば、勝ち星にも恵まれると思います。

【2021年7月8対広島戦】

横030000000|3

広02100002× |5  

マツダスタジアム(ビジター)

De3-5広島

敗戦投手 エスコバー (2勝1敗0S)

本塁打 桑原 8号(2回表3ラン)※Deのみ