タイラー・オースティンは交流戦のカギとなりそう問題

 交流戦最初のカードは仙台での楽天戦です。本日はその初戦。まずは1つ取って勢いづけたいですね。

 先発は今永投手。前回登板と変わらずコントロールが甘いかなあという立ち上がりです。2回裏先頭の浅村選手へは全球、高めに入って、先制ソロ本塁打を打たれました。ですが、それ以降はかなり修正してきましたね。しばらく、結果が出ていなかった今永投手ですが、本日の登板で光明が見えてきたような気がします。

 打線は楽天先発則本投手相手に、毎回得点圏にランナーを進めるなど、チャンスを作ります。それでも試合序盤は1点が取れずに、しかも先制されるという、いわゆる負けパターンの展開。しかし4回表、チャンスで宮﨑選手と牧選手に回ってくる好打順でしっかりと2点を返して逆転します。ここでランナーを返せなかったら、確実に”やきう”の神様に見放されたのではないかと思いました。

 ベイスターズ打線的には”流れ”はあまり良くなかったのですが、中盤以降、今永投手が尻上がりのピッチングで相手に隙を見せませんでした。得意のストレートで押し切れましたね。チェンジアップやスライダーも効果的に使えました。

 その好投に答えるように牧選手が9回表にソロ本塁打で突き放します。その裏に浅村選手にソロ弾を食らいますが、今永投手は1点差を逃げ切って完投勝利。交流戦初戦を取ることができました。

 打線は産みの苦しみを感じましたね。クリーンアップ以外にもタイムリーが出るようになれば、もっと勢いに乗れるのではないでしょうか。

■オースティン選手が猛打賞! 復活の兆しか?

 本日はDHにオースティン選手が入り、4打数3安打の大活躍。外のスライダーも150km前後のストレートも打ち返していました。最初のヒットはバットの先に当たった感じでしたが、これで何かをつかんだのか、徐々に打球も上に上がっていきましたね。

 ベイスターズ打線的には牧選手と宮﨑選手以外のところで打点を挙げられる選手が欲しかったところで、オースティン選手がその立場を担えるようになれば、チームとしても勢いを取り戻せるようになるのではないかと思います。

 ちなみに本日はソト選手が負傷退場。今後、どうなるかわかりませんが、オースティン選手が復調してくれれば、その分もカバーしてくれるような気がします。

 いずれにしてもオースティン選手は交流戦のカギとなる選手になるのではないかと思います。首位阪神さんと離されないためにも、またいい仕事をしてほしいですね。

 

【2023年5月30楽天戦】

横000200001|3

楽010000001|2  

楽天モバイルパーク宮城(ビジター)

De3-2楽天

勝利投手 今永 (3勝1敗0S)

本塁打 牧 10号(9回表ソロ)※Deのみ