石井琢朗ほか新コーチたちは横浜の”やきう”を変えるのか、継承するのか問題

 2021年オフ。コーチ陣が様変わりしまして、ファンの皆様方の歓喜の声があがっております。鈴木尚典コーチ、斎藤隆コーチ、小杉陽太コーチ、相川亮二コーチ。そして、石井琢朗コーチが加わりました。

 全員ベイスターズOB。鈴木コーチ、小杉コーチ以外はベイスターズから別のチームに移っていった方々。もう、ウチには戻ってこないかもしれないと思っておりましたが、外の世界で揉まれて、多くの引き出しを抱えてベイスターズに帰ってきてくれました。しかも監督含めて98年優勝組が3人。ファンとしてはうれしい限りですね。コーチ陣には選手たちに優勝の味を教えてあげてほしいです。

 中でも、期待の高い石井コーチは広島とヤクルトを強くした名コーチで知られています。投手からの野手転向して2000本安打を達成した名選手でもありました。現役当時、テレビ番組では、バッティング理論をノートに絵付きで記していたのを公開していた記憶があります。理論づけて身体に染みこませたんでしょうね。高卒からの叩き上げということもあり、選手の気持ちも技術も見抜く力を持っているのではないでしょうか。

 あと、現役当時の琢朗さんのインタビューで記憶に残っているのは、「強打者9人並べるよりも、僕みたいな打者を9人並べたい」というようなコメントを残していたこと。(いずれも10年以上前の記憶なので、ソースは?とか聞かないでくださいね)最近のYouTube出演時の話を聞いていても、ケース打撃や、カウントによるバッティング、機動力に関してのコーチ指導は一家言を持ってらっしゃいますね。4度の盗塁王、3度のゴールデングラブ賞日本シリーズ初戦初打席セーフティバント成功と記録にも記憶にも残る大選手ですから、説得力ありありのコーチ指導を披露してほしいですね。

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  特に今季のベイスターズさんは併殺を連発し、”試合の流れ”を相手チームに渡してしまうような試合が多かった。打線は足の遅い長距離砲を並べているので致し方ない部分もありますが、石井琢朗コーチが入団したことで、変化が生じることになるでしょうか。楽しみですね。

 それと、ショート森選手の育成を育て上げられることができるかどうか。

 このチームは大洋時代から山下大輔高木豊高橋雅裕、進藤と名ショートを輩出していたチームだったんです。それが琢朗さんで止まってしまった。この時計を再度巻き直して動かしてほしいなと思いますね。

 球団理念の「継承と革新」。実際にチームに浸透していくといいですね。あとは、今オフにどんな新戦力を獲得するのかしないのか。そのうち、このチームにどんな新戦力が必要なのか、書いてみたいと思っています。